「トイザらス」が日本の店舗運営から撤退します。
事業を引き継ぐのは「ドン・キホーテ」。その訳は。
35年前の1991年12月、茨城・阿見町にオープンした「トイザらス」の日本第1号店。
約1万5000点の商品が積み上げられた店内は、おもちゃ屋さんというよりは“巨大な倉庫”を連想させます。
圧倒的な品ぞろえと、メーカー直接仕入れによる価格の安さから、当時“玩具業界の黒船”と称された「トイザらス」。
時は流れ1日、ドン・キホーテなどを運営する「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)」は、「日本トイザらス」との事業譲渡契約の締結を発表。
PPIH・森谷健史常務執行役員:
トイザらス全店の継続運営、全従業員の雇用維持を可能な限り全店で行いたい。
「日本トイザらス」は、1日付で東京地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行っていて、PPIHが玩具や子ども用品などの販売事業を10月末に譲り受けることになります。
「トイザらス」は1948年アメリカで創業。
1992年、日本第2号店の開店セレモニーには、アメリカのブッシュ大統領がテープカットに駆け付け話題となりました。
一方、本家アメリカの「トイザらス」はネット通販のアマゾンなどに顧客を奪われ、2017年に経営破綻。
別法人の「日本トイザらス」はその後も全国約150店舗で事業を続けてきましたが、少子化やネット通販の拡大で8期連続の最終赤字となるなど低迷していました。
PPIH・森谷健史常務執行役員:
PPIHグループは、学生・大人・インバウンドのお客さままで、幅広いお客さまとの接点を持っている。強みとする顧客層が大きく異なり、今回両社それぞれの強みを相互に補完(する)。
統合後の玩具売上高は約1500億円と見込まれ、玩具のリアル店舗の市場ではトップクラスの規模になります。
PPIHは玩具やベビー用品分野を強化し、ファミリー層の取り込みにつなげたい考えです。
