長野県内最大級の大型商業施設「イオンモール須坂」は10月3日に開業から1年を迎えます。利用者の受け止めや周辺への影響などを取材しました。
開業から1年を迎える、須坂市の「イオンモール須坂」。どれくらいの頻度で来ているのか利用客に聞いてみるとー。
須坂市内から:
「月2、3回は来るかな」
「(妻)もっと来ているでしょ、大好きなんだから」
「そうだね、週1か」
長野市から:
「ほぼ毎日来ると思います。自分の好きなお店が近くになくて、いつも遠めのところに行かなきゃいけなかったけど、ここにそのお店があるのでそこが好きですね」
長野市から:
「1か月か2か月に1回くらい(来ている)。一か所で全部が完結するところ(が気に入っている)。遊び場もあって、子供の服とかごはんとか買えるし、スーパーもあるから買い物も全部一式、ここにくれば完結するというすごくありがたい場所」
グランドオープンしたのは2025年10月3日。
開店前には約2500人が列を作るなど、大きく注目されました。
建物は地上4階建てで、店舗面積は6万3000平方メートル。約170の専門店が入る県内最大級のショッピングモールです。
約1100席を備えたフードコート。子どもが無料で遊べるエリアもあり、家族連れにとっては、「1日楽しめる場所」になっています。
中野市から:
「子供たちと遊んだり、買い物したり。暇があるから須坂のイオン行こうみたいな感じです」
長野市から:
「助かりますね、雨の日とかこういう所があると。向こうに、もう少し大きい子(が対象年齢)の遊び場もあるので、長く使わせてもらえるかなと期待しています」
利用客の中には、イオンモールができたことで、「行動範囲が変わった」という人も。
長野市から:
「あまり須坂の方には来ないんですけど、行動範囲が広がった。助かります、ここに来れば何でもあるので」
長野市から:
「(開業前は)アリオ(上田)とかに行っていたのが、なんかあった時には須坂に来ればいいやとなったので、生活の導線が変わりました」
イオンモール側にとって、この1年は?
イオンモール須坂・岡本隆之ゼネラルマネージャー:
「正直あっという間だなという感じ。(開業当初)750万人から800万人と(来場者)目標は出させていただきましたが、おおよそ堅調な推移というところ」
一方、気になるのが「周辺地域への影響」です。
イオンモールから直線で7キロほどの距離にあり、商圏が重なる「ながの東急百貨店」。
この1年間について、「想定よりも影響は小さい」としています。
大幅にリニューアルした「デパ地下」や、百貨店ならではの売り場づくりが好評で、2025年2月から2026年1月までの来客数は351万人と、前期比で4.2%増加。
2月以降も客足は堅調に推移しているということです。
長野市内30の商店会で構成する長野商店会連合会はー。
長野商店会連合会・塚田篤雄会長:
「できる前は商店会として心配したところ、お客さんをみんなとられちゃうんじゃないかと。そんなに今は影響がないといわれています」
イオンモールのオープン当初は、イベントへの集客などに影響があったといいますが、距離的に離れていることや、地元の固定客の存在もあり、今は大きな影響はみられないということです。
長野商店会連合会・塚田篤雄会長:
「長野市と須坂ってちょっと離れていますし、今までの『お得意さん』がほとんど各商店にはついている。昔からの専門店をうまく生かしてやっていくしかない」
周辺の「交通渋滞」も大きなトラブルはなく、北信以外からの客足も「順調」ということです。
イオンモール須坂・岡本隆之ゼネラルマネージャー:
「平日は当然須坂市、長野市を中心とした、足元のお客さまの利用がメインで、週末はインターチェンジが近いので、広域からのご来館が一定数はあるだろうと思っていたんですが、広域からの来館が想定以上に来ていただいている」
新潟から:
「きょうは新潟市から。現地のお店もいろいろ入っているし、スーパーの中にも現地にしかないものもあるので楽しみで」
安曇野市から:
「松本にもイオンモールがあるんですけど、こっちの方が大きいから。イオンモール来がてら長野市に足をのばしたり『ついでに』みたいな」
イオンモールをきっかけに、周辺観光につながるケースも見られました。
須坂市長はー。
須坂市・三木正夫市長:
「イオンモールを起点として、長野市の善光寺に行くとか、小布施町に行くとか、志賀高原行くとか、高山に行くとかいう人が多い。よくイオンモールが出来れば市街地の店が廃れるんじゃないかという話があるが、この間、商工会議所と話して、減ると思ったけど、案外減らないと。なぜかというと固定客がいる飲食店は減らない」
施設では、県や地域企業のイベントなど、その「集客力」を生かしたイベントも開いています。
開業2年目は、こうした地域との連携をさらに強化し、活性化につなげたいとしています。
イオンモール須坂・岡本隆之ゼネラルマネージャー:
「とにかく食べ物はおいしいですし、産品も魅力的なものが多いですし、観光地とかレジャー施設も非常に多いですから、2年目を迎えるにあたり、どういう連携をしていくことでより市の課題解決や、地域の皆さまにより利便性の高いように思っていただけるか、さらに強化してやっていきたい」
