長野県木曽町開田高原のスキー場が今シーズンの営業を断念したことがわかりました。賃金の未払いが発生し、人員が確保できないことなどが原因とみられています。
今シーズンの営業を断念したのは、御嶽山のふもとにある木曽町の開田高原マイアスキー場です。
2022年に町が岐阜県の精密部品加工会社豊実精工に無償譲渡し、2025年からは、豊実精工が東京都の合同会社マイア・リゾートに運営を委託していました。
町によりますと、9月29日に豊実精工から今シーズンの営業断念の話があったということです。その際、マイア・リゾートから従業員への賃金の未払いがあり、人員が確保できていないことや、リフトの整備なども十分に行えていないとの説明があったということです。
スキー場は、開田高原の冬の観光の柱でもあり、近くの宿泊施設の関係者は、「スキー場の客が来なくなり、地域への影響は避けられない」などと話していました。
無償譲渡の契約では、10年間のスキー事業の継続が条件となっていて、町は、施設整備費としてこれまでに2億4千万円を豊実精工に支払っています。
町は、運営会社に給与の支払いと来シーズンからの営業を強く求めていく方針です。
木曽町・木村恭一副町長:
「強く憤りをかんじますし、(賃金未払いで)町民が困っている状況を解決してほしいのが最優先。地域としてはスキー場を続けてほしいという気持ちが非常に強い。(来季からは)何らかの形で営業は続けてほしい」
豊実精工は、長野放送の取材に、「担当者が不在できょうは応えられない」としています。
