秋田県北秋田市で2日、炭焼きで出た木酢液から作ったクマの忌避剤をドローンで散布する実証試験が行われました。クマと人の生活圏を分ける新たな対策につなげようという取り組みです。
上空のドローンから散布されているのは、木酢液から作られたクマの忌避剤です。
木酢液とは、木材などを炭にする際に出る煙を冷やして作られる液体で、クマが嫌がるにおいなどの成分が含まれているとみられています。
実証試験は、理科や化学の教育支援などを行う大館市のNPO法人・秋田理科史料室などが行うもので、木酢液は炭焼きで得られた天然由来のものです。
農業用ドローンを使い、比内支援学校たかのす校の敷地や隣り合うリンゴ園に忌避剤を散布。約300メートルにわたり、においによるいわば「化学的なカーテン」をつくることで、クマと人の生活圏を分けることができるか、その効果を検証します。
秋田理科史料室・佐藤和博理事長:
「ドローンで忌避剤をまくことで、色々なゾーニングの管理の手段につけ加えていければ、クマ対策の効果が上がると感じた」
今後、監視カメラなどを使い、散布したエリアにクマが近づくかなど行動を観察します。
また、木酢液に含まれる忌避効果があるとみられる物質についても、大館鳳鳴高校化学部や分析機関などと連携して調べることにしています。
