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昭和、平成、そして令和へ…テレビの誕生、大型ショッピングセンターの出店 現代までの暮らしたどる特別展 福井県立歴史博物館

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福井県立歴史博物館で「昭和100年」を記念した特別展が開かれています。戦後復興から令和のいまの生活までをたどる展示内容から、娯楽としての観光やテレビ、豊かな生活が花開いた時代から現代までの暮らしを振り返ります。
   
懐かしのショッピングセンターのにぎわいや、テレビがどのように誕生したかを紹介するほか、いま身近にある“あるもの”まで展示されています。


◆戦後復興から令和までをたどる展示

ずらりと並んだダイヤル式の公衆電話や、ラジオなどの電化製品が並ぶ特別展。今年が昭和元年から数えて満100年となるのに合わせて開かれています。
 
会期を2つに分け、いま開かれている後半では、昭和20年以降の戦後復興から平成、令和までをたどる内容です。
  
展示を担当した橋本紘希学芸員(昭和62年生まれ)に展示を解説してもらいました。
 
会場で、まず目を引くのが観光ポスター。戦後は経済成長で人々の生活に余裕が生まれ、娯楽として「観光」がブームとなりました。
 
「多くが東尋坊や若狭の蘇洞門。戦前から(福井は)海水浴場が盛んだったので、いまに至るまでずっと海は一つの観光資源です」(橋本学芸員)


◆“いまの福井県”になって100年

そして、この時代に誕生した娯楽の一つが「テレビ」です。
  
「ドラマであったり時代劇、アニメもあった。いろんな人たちが共通した話題を見ることができたのも、社会が一つになる上で大きな役割」(橋本学芸員)
   
実は、福井テレビは昭和44年、いまから57年前の10月1日に開局しました。今回の特別展では、開局日の番組表が展示されています。その内容は…「お知らせ」「天気予報」「開局記念特番『福井テレビにのぞむ』」とあります。
 
そして、大きく展示されているのが、昭和56年(1981年)。いまの福井県庁が建てられたのもこの年です。「越前」と「若狭」が組み合わされて、ほぼ“いまの福井県”になってちょうど100年の年なのです。
  
「節目の年だったため記念事業がたくさん行われて、1年を通じて“お祝いムード”に包まれました」(橋本学芸員)
  
記念に運行されたSL「わかさ号」のヘッドマークも展示されています。 

◆懐かしの「ピア」模型も展示

そして…
「県民には懐かしい存在なのではないでしょうか。『ピア』の模型です」(橋本学芸員)
  
昭和の後半、県内では各地に郊外型のショッピングセンターが相次いでオープンしました。
 
「ベルもあり、大野、鯖江など福井市以外でも、どんどんSCが立ち並んでいく。少しずつ、それまでの個人商店を中心とした買い物から、大きなSCに車で行って買う時代に変わってきました」(橋本学芸員)
  
かつてピアで働いていたという人は「1階の洋装店で、創業から閉店まで働いていました。いまのショッピングセンターとは違った雰囲気だった」と話します。

◆身の回りにあるものが“歴史に

そして時代は平成に。
 
バブル崩壊の不況に加え、阪神大震災(平成7)をはじめとした地震や災害が頻発。福井ではナホトカ号の重油事故があり、全国的にボランティア活動が進んだ頃でもありま
 
インターネットを通じた情報発信もこの頃からでした。


さらに進んで「令和」に。
 
「特に令和の初期は新型コロナ感染症に関連したチラシが多くみられました」(橋本学芸員)
 
チラシには、「喚気」「マスク」「3密」などの文字が。そして北陸新幹線の県内開業を記念した、お菓子のパッケージも。
 
コメ不足のため、去年国が放出した備蓄米の袋も、時代を物語る資料です。
 
「身の回りにあるものが50年後、100年後に現代の生活や人々の思いを伝えてくれる大切な資料になる。将来に残していく必要があると思い展示しています」(橋本学芸員)
 
豊かな暮らしが花開いた昭和の後半も、私たちが生きる令和のいまも、未来に向けて一つにつながっていることを感じさせられます。
 
この特別展は、10月12日まで県立歴史博物館で開かれています。

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