静岡県教育委員会は県内の県立学校6校で合わせて621人分の卒業証明となる「生徒指導要録」を紛失したと発表しました。個人情報の外部への流出は確認されていないということです。
県教育委員会によりますと生徒指導要録を紛失したのは沼津工業高校定時制の2012年度から3年間の卒業生55人分、伊豆伊東高校定時制の2014年度伊東高校定時制の卒業生11人分、藤枝東高校全日制の2006年度の卒業生283人分、浜松湖北高校佐久間分校全日制の2011年度から2年間の佐久間高校卒業生102人分、浜松西高校中等部の2015年度の卒業生160人分、それに東部特別支援学校伊東分校の2006年度の卒業生10人分の合わせて6校・621人分です。
生徒指導要録は取得単位を記録した「学籍に関する記録」と「指導に関する記録」の2種類あり学校教育法で学籍記録は20年間、指導記録は5年間の保存が定められていますが、今回紛失したのはいずれも学籍に関する記録ということです。
2026年6月30日に沼津工業高校定時制の卒業生から単位修得証明書の申請があり生徒指導要録を確認したところ、3年間分の生徒指導要録が紛失していることがわかりました。
このため県内すべての県立学校を対象に生徒指導要録の保存状況を調査したところ、沼津工業高校以外にも5校で紛失が判明しました。個人情報の外部への流出は確認されていないということです。
紛失した6校は学校のホームページに謝罪文を掲載して卒業生への情報提供を行なっていますが、紛失年度の卒業生から証明書の発行の申請があった場合は卒業証書の授与台帳で発行が可能ということです。
生徒指導要録の保存については2015年度から紙から電子記録による保存に切り替わっており、県教育委員会はデータの移行や校舎の建て替えに伴って紛失した可能性があるとみています。また全ての県立学校に対し文書管理体制を強化する方針です。
