指定難病の患者が、医療費の助成を受けるために必要な受給者証の更新手続きをめぐり、マイナ保険証への移行後も紙の書類の提出が求められ、患者や家族から戸惑いの声が上がっていることがわかりました。
これは28日に開かれた県議会の厚生文教委員会で、未来石川の吉田修委員が取り上げた問題です。指定難病の患者が医療費の助成を受けるためには、保健福祉センターで受給者証を申請し、年に1回、更新の手続きが必要です。
記者:
「申請を行う金沢市の保健所です。窓口にはマイナンバーカードを読み取るリーダーが設置されていません」
更新の際には、加入している医療保険の確認書類の提出が必要で、これまでは健康保険証のコピーなどで手続きが行われていました。しかし、去年12月、従来の健康保険証が使えなくなり、現在は資格確認書やマイナポータルから印刷した資格情報の提出が求められています。
吉田委員は、難病患者の家族から、マイナ保険証だけでは手続きができず、改めて資格確認書の取得を求められたという相談が寄せられたことを紹介しました。
吉田委員:
「役所に何回も行ったり来たり、市役所で紙のカードをもう1度発行してください、改めて送りますと。説明をしなきゃいけなくなっていることすら、私は本末転倒じゃないかなと思っている」
これに対し県は…
塗師亜紀子 県健康福祉部長:
「委員ご指摘の通り、マイナ保険証をお持ちの場合でも紙の健康保険の資格確認書をご提示いただく、国のルールになっている」
県は今後国に対し、「患者の負担軽減につながるよう要望していきたい」と述べています。
一方、石川テレビが富山県と福井県の手続きを調べた所、マイナポータルの資格情報画面を見せるだけで手続きができる事になっているほか、厚生労働省の案内でも、条件を満たせば書類の提出の省略が可能とされています。
