24日受け付けが始まった「九州ふっこう応援割」について。
このふっこう割は7月の熊本地震を受け行われます。
大きな被害がなかった佐賀県でも宿泊キャンセルが相次ぎ観光業に影響が出ました。
【平川】
「温泉旅館が立ち並ぶ嬉野市に来ています。熊本地震で県内全体では1万2000泊のキャンセルがありました。こちらの旅館も、被害がないのに影響があったそうです」
去年、創業100年を迎えた老舗旅館・大正屋。
熊本地震発生から1週間で、474部屋・862人分のキャンセルが発生しました。
地震による大きな被害はありませんでしたが、遠方の旅行客には不安があったようです。
【嬉野温泉旅館組合 山口剛理事長】
「佐賀県は大きい被害なかったが『九州地区は危ない』とかそういう噂が飛び交って、実際キャンセルになった団体様もいらっしゃいました」
それから1カ月余り。
客足は徐々に戻り、この日、ロビーには多くの宿泊客の姿が。
スタッフは、部屋や浴場の清掃に追われ、館内は活気にあふれていました。
【スタッフ】
Qなんの電話だった?
「団体のご連絡でした」
Q何名くらいの?
「20名様程度の団体様です」
取材した日は、シルバーウィーク前。
事務所には予約の電話が次々と鳴っていました。
【嬉野温泉旅館組合 山口剛理事長】
「今からふっこう割で、新規のお客様も多数いらっしゃると思うので。満足していただいて、リピーターになっていただければ」
【平川】
VTRでは嬉野を紹介しましたがほか3つの地域の宿泊関係団体にも聞きました。
武雄では、一時多くのキャンセルが発生。
唐津では、キャンセルに加え、外国人からの新規予約が大きく減ったそうです。
ただ、シルバーウィークはどちらもほぼ満室でした。
また太良町は、8月から9月末まで町独自で宿泊補助を実施していて、その影響で客足が戻ってきた一方、割引額が大きい10月からのふっこう割を利用しようと、すでに入れていた予約をキャンセルする動きもあったそうです。
そして、24日。「九州ふっこう応援割」の予約受け付けが始まりました。
24日正午からの予約開始を前に、大正屋にはふっこう割についての問い合わせが相次ぎました。
【スタッフ】
「12時からの予約開始となります。インターネットのみの販売です」
【嬉野温泉旅館組合 山口剛理事長】
「12時からということで予約殺到を期待しています。ドキドキします」
予約開始と同時に、旅行サイトにはアクセスが集中。
楽天トラベルでは、県内全施設対象の半額クーポン690枚がわずか1分でなくなりました。
【嬉野温泉旅館組合 山口剛理事長】
「早かった。予想以上に早かった」
じゃらんもつながりにくい状態で、大正屋のページには一時、1000人余りが同時にアクセスしていました。
正午から慌しくなった事務所。
秒単位で埋まる予約に対して、問い合わせの電話も多くスタッフは対応に追われていました。
大正屋には、旅行サイトを通じて予約があるとファックスで情報が届きます。
【嬉野温泉旅館組合 山口剛理事長】
「12時からの段階でこれだけの枚数来てます。すごいこんなことない。やっぱり、高額商品から売れている」
大正屋に2部屋しかない特別室の1つ衆芳亭。
1泊2食で1人5万1000円のプランが、今回のふっこう割で割引上限の2万円を使えば、3万1000円で予約できます。
【嬉野温泉旅館組合 山口剛理事長】
Q今後も問い合わせありそう?
「お客様から電話があったら親切にいつから旅館への直接予約が始まると伝え、予約につながれば」
【平川】
旅行予約サイト以外の佐賀県分の予約はこれから受け付けます。
10月2日から旅行会社・10月上旬から宿泊施設への直接予約となります。
秋の観光に、どこまで弾みをつけられるのか注目されます。
