連休最終日のきょう、7月の地震で震度7を観測した氷川町では住民たちによる夏祭りが行われています。会場の氷川中学校から中継です。
(夏祭りの会場から中原 理菜 アナウンサー 中継リポート)
『氷川夏祭り』の会場、氷川中学校のグラウンドからお伝えします。
ステージでは、これからものまねチャリティーライブが行われるということで、多くの人が集まっています。
現在も、体育館が避難所となっている氷川中。地震の影響で夏休みが十分に楽しめなかった子どもたちや住民に思い出を作ってもらおうと、氷川町の有志が熊本美食會の協力のもと、開催しています。
中心となって準備してこられた堀内 佳那子さんです。堀内さん自身も被災しながら開催に向けて奔走してきました。
(準備の様子)
この日、堀内さんが向かったのは規模を縮小して営業している『道の駅竜北(りゅうほく)』です。
【堀内 佳那子さん】
「氷川町の人たちは農家さんなど自分たちでどうにかしようとする。(人口が)少ない町だけど、これだけ頑張っているし、こんなにいいものがあるんだというのを出したくて、道の駅の商品を置かせてもらいたい」
【道の駅竜北 大川 聡志郎 館長】
「うれしい限り。9月の梨マラソンが中止、11月のウオーキング大会も中止になり、いよいよきついと思っていたので、こういった話をいただいてありがたい」
祭りの会場で特産の吉野梨や晩白柚を使った加工品を販売することになりました。
発災後から地域のために奔走してきた堀内さん。実は千葉県出身で、夫の出身地である氷川町に7年前に移り住みました。地震で自宅は半壊。それでも、地域のために走り回る理由とは。
【堀内さん】
「(千葉出身の私を)受け入れてくれ、町が温かいことを教えてもらった。地域づくりの大切さを地震があって改めて知ったからこそ、みんなの役に立てれば…」
大切なのは『人と人とのつながり』。堀内さんは、祭り開催に向けて輪を広げていきます。住民手作りの祭りのため、ビンゴ大会の景品を募ったところ多くの人が提供してくれました。
【氷川町の美容室enu(エヌ) 西 里美さん】
「みんなすごく大変だったから。ちょっとでもみんなが笑顔になれるように。心が余裕がないから…しんどかったからですね」
氷川町役場で定期的に行われている『がまだす会議』。行政や支援団体、地域住民の垣根を越えて、課題解決のために話し合う場です。堀内さんはこの会議にも参加していて、進捗を報告しました。
【堀内さん】
「お祭りのワクワク感やドキドキ感というか…地震があって、みんなで慰め合うためにするんじゃなくて。お祭りがなくなった分を全部取り戻して、お祭りしようぜというかたちで…」
【氷川町 橋本 誠也 副町長】
「がまだすばい、氷川町、おー!」
(夏祭りの会場から再び中継)
子どもたちがラムネの早飲みに挑戦しています。
また、住民の皆さんの力で開催されている『氷川夏祭り』。こちらは氷川町のブース、『道の駅竜北』の梨ゼリーや梨カレー、『立神峡(たてがみきょう)もなか』などが並んでいます。
氷川町から中継でした。
