春高バレーの高知県予選が10月31日に開幕する。2年連続で県予選決勝で涙をのんだ、高知高校・男子バレーボール部を取材した。
チームを率いる指揮官とコンビバレー
春の高校バレーに23回出場している強豪・高知高校。2026年は夏のインターハイにも出場した。
チームを率いるのは、就任8年目で5度の春高出場に導いている浜口幸恵監督だ。
浜口監督「あご締めてね!あご!みんなが気遣うんだって!試合終わって泣くの自分やけね!」
浜口監督は、現役時代に強豪・熊本信愛女学院で春高バレーに出場し、大学や実業団でもセッターとして活躍した。
チームづくりは「毎年セッターを中心にどれだけコンビバレーができるかというところを考えている」という。
セッターは、味方がレシーブしたボールをスパイカーが打ちやすいようにトスを上げ、周りに指示を出すチームの司令塔だ。
冷静な司令塔・山本選手
2年生セッターの山本卓歩選手はチームのキーマンだ。
日本代表に7年ぶりに復帰した36歳のセッター、深津英臣選手に憧れているという。
「世界相手にも通用するようなトス回しをしているので、すごいなと思いながら憧れにしています」と語る。
夏のインターハイも経験している山本選手は、どんな時でも表情が変わらない「ミスター・ポーカーフェイス」。
「自分のうまくいかない時の表情を見せると、チームの雰囲気も悪くなるので、常に穏やかに保とうとしている」のだという。
監督からは「もう少し喜怒哀楽をつくった方がいい」と言われつつも、丁寧なトス回しは誰もが認める実力だ。
1年生エースと全国への思い
セッター・山本選手が上げるトスに跳ぶのが、もう一人のキーマンである1年生エース・井内京選手だ。
「結構安定してて打ちやすいです」と山本選手のトスへの信頼を口にする。
身長177センチながら最高到達点はチーム最高の325センチを誇るアウトサイドヒッター。山本選手とは中学時代の県選抜チームでも共に戦い、相性は抜群だ。
「1試合25点取ります」と意気込む井内選手と、「みんなが驚くようなコンビを見せて『やっぱり高知高校だな』と思わせたい」と語る山本選手。気合いは十分だ。
リベンジ誓う「春高バレー」県予選
高知高校は県予選決勝で2年連続で高知商業に敗れていて、選手も監督もリベンジを誓っている。
春高バレーの県予選は10月31日に開幕する。

