記録的な大雨から約2週間がたち、福井県内ではこれまでに1200棟を超える住宅で浸水などの被害が確認されています。
このうち500棟余りに浸水被害のあった福井市の山あいに位置する美山地区では、道路の土砂が取り除かれるなど復旧が進んでいますが、家の中ではいまも片付けが続いています。
連日のボランティア活動も11日で一区切りし、暮らしはどこまで戻ったのか、現地を取材しました。
田島嘉晃アナウンサー:
「記録的な大雨から約2週間。被害のあった福井市の大宮町です。この道路にも当時、川から大量の土砂が流れ込みました。いまは土砂も取り除かれ車も通行しています」
この地域では24時間に318ミリと、観測史上最も多い雨を記録しました。
床上・床下を含め15棟に被害が出た美山地区の家で50年以上暮らす笠松純子さんは「周りじゅうが波打って流れてきて…おかげさまで床上までにはならずに済んでありがたかったんですけど、怖かったです。とにかく」
笠松さんの住宅は床上への浸水は免れましたが、泥の片付けには多くの人手が必要でした。
「すぐにボランティアの方にたくさんたくさん来ていただいて助けていただいた。感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだかかるんですけど、本当にいっぱい助けていただいたんです。助けがなかったら、ここまでできませんでした」
道路から土砂が消えても、家の中の復旧は同じようには進みません。
その力になってきたのが災害ボランティアです。美山地区では7日までに119人が活動し15軒の支援に入りました。
一方、地域の災害ボランティアセンターは11日で閉所します。
福井市の社協では「ボランティアを必要とする人たちに必要な支援を届けられる見通しが立ってきた。被害の程度や頼れる人がいるかどうかは家ごとに違うため、今後は個別の状況に応じて支援していく」と話しています。
今後は、通常の窓口で相談を受け、必要に応じてボランティアを募るということです。
この地域は、住民の約2人に1人が65歳以上。笠松さんにも、まだやることが残っています。
「床下を開いたらまた消毒とかをしなきゃならんのですけど、初めての経験なので、
これからまた色々お聞きしながらしていきたと思います」
大雨から約2週間。一斉支援が一区切りを迎える中、家ごとに残る困りごとにどう手を届けていくのか。復旧は次の段階に入っています。
