4年前の豪雨で被災し、現在も一部区間で運休が続くJR米坂線をめぐり、議論がさらに加速しそうです。新潟県村上市の高橋邦芳市長は9月11日の会見で「バス転換が最も現実的な選択肢である」との認識を明らかにしました。
9月11日午後、村上市で開かれた緊急の記者会見。
ここで高橋邦芳市長が明らかにしたのは、JR米坂線の今後の対応方針について。
【村上市 高橋邦芳 市長】
「上下分離、第3セクターの可能性は低いと思っている。バスに転換するのが現実的な選択になると考えている」
2022年8月に県北部を襲った豪雨で被災し、現在も一部区間で運休が続いているJR米坂線。
これまで鉄道の第3セクターによる運営やバスへの転換など4つの復旧案について議論が続けられてきました。
こうした中、9月10日…
【関川村 加藤弘 村長】
「3つの条件を満たした上で、利便性の高い魅力のあるバス路線に転換できればと思っているところ」
関川村の加藤弘村長が沿線自治体として初めてJR東日本に対する条件を付けた上で、バスへの転換を容認する考えを示していました。
これを受け、注目されたのが新潟県側のもう一つの沿線自治体である村上市の対応です。
【村上市 高橋邦芳 市長】
「JRが当事者として、しっかり地域の交通ネットワークの担い手としての意識を持っていただいて、『やるよ』と言ってくれればいいのでは。バスへの転換が一番現実的なのでは」
11日午前、関川村の加藤村長と面会したという高橋市長。
関川村と同じ、地域住民の利便性の確保、市に財政負担を生じさせないこと、地域の公共交通の維持に主体的に取り組むという3つの条件をJR側が担保すれば、バスへの転換がコストの面などから現実的な選択肢であるとの認識を示しました。
【村上市 高橋邦芳 市長】
「早急に新潟県、関川村、村上市としての方向性を示していければ」
高橋市長は今後について、県や関川村・山形県の沿線自治体と協議をしながら最終的な方針を示したいとしています。
