タケノコの産地として知られる新潟県田上町で9月12日に始まる、この時期恒例のイベント『たがみバンブーブー』。管理の行き届いていなかった竹林が地域の誇りとも言える幻想的なアート空間へと姿を変えています。
LEDでライトアップされた数々のアート作品。すべて竹を用いて制作されたものです。
田上町で12日に始まる『たがみバンブーブー』では、メイン会場となるサッカーコート1面分の広大な竹林で、竹で作られた灯籠やまりをふんだんに使った巨大なオブジェなど、竹を活用したアート作品を楽しむことができます。
【子ども】
「きれいなところが好き」
【地元の人】
「毎年すごくレベルが上がっていて、来るたびにびっくりさせてもらっている」
2022年に始まり、去年は5万人が訪れたというこのイベント。
5年目となる今年は駐車場のある道の駅からメイン会場まであんどんを持って歩くオープニングイベント『光のパレード』が初めて実施され、町民など300人以上が参加しました。
【地元の人】
「町が一つになる感じがしてすごく楽しい」
パレードを誘導し、開催期間中に展示もされるみこしは、地元の田上中学校の生徒が制作したものです。
【中学生】
「一番前のウメだったり、後ろを見ると、アジサイだったりタケノコだったり。田上の魅力を存分に出せたと思う」
【中学生】
「町外からも色んな人が来てくれるので、田上のことを知ってもらえる一つの大事な役割になっているのかなと思っている」
その道中では…
【齋藤正昂アナウンサー】
「こちらに展示されているのは今年から始まった光の実。道の駅から会場までの道中も楽しめるようにと設置されています」
果樹を包む袋を活用して民家の木にLEDライトをつるした約1000個の『光の実』がカラフルに光り、来場者を案内します。
【たがみバンブーブー実行委員会 渡辺勇祐 委員長】
「街灯が少ない道も多い。歩いてみると怖いという意見もあった。ルートをわかりやすくするという狙いと、道中楽しんでいただくという2つの狙いがある」
そして、パレードが会場に到着すると、参加者によるカウントダウンを合図に、竹林は一瞬にして幻想的な光のアート空間へと変化しました。
タケノコの産地として知られる田上町は高齢化などにより竹林の管理が難しくなっていましたが、このイベントはそうした課題の解決にも一役買っていると言います。
【たがみバンブーブー実行委員会 渡辺勇祐 委員長】
「竹害とよく言われるが、それを竹財、“竹の財産”というふうに私たちは捉えている。実は見方を変えると、これって田上の財産だよねというものは意外とある」
竹が傷んでしまうことから作品は毎年作り変えられていて、ワークショップなどを通じて多くの町民が制作に携わることで、町全体でつくりあげるイベントとなっています。
【地元の人】
「工程とかもあいまって、感動がさらに上がった気がする」
見て楽しむアート作品だけでなく、中には体を動かせるアスレチックも。子どもから大人まで楽しむことができるイベントです。
【子ども】
「自慢。『うちはね、バンブーブーというめっちゃにぎやかな祭りがあるよ』と言っている」
【子ども】
「色んな写真とか撮って、思い出をつくってほしい」
地元の人の誇りともなっている『たがみバンブーブー』は9月12日~10月12日までの約1カ月間開催されています。
