実在する病院を名乗りリフォーム工事を依頼した工務店から現金をだまし取る詐欺事件が各地で相次いでいて、警察が注意を呼び掛けています。
9月7日、北海道函館市内の工務店に、北斗市内に実在する病院の『副院長を名乗る男』から「病院のリフォームをお願いしたい」などと電話がありました。
工務店側が受諾すると翌8日、『副院長を名乗る男』から「リフォームとは別に病院で使用する抗菌剤の取引先が廃業し困っているので、業者から150本を卸して利益を乗せていいから病院に販売してほしい」などと依頼の連絡がありました。
工務店側は伝えられた業者の連絡先に電話をすると「アダチ」を名乗る男が対応し、指示された銀行口座に抗菌剤の代金として198万円を振り込みました。
さらに翌9日、工務店側へ再度『副院長を名乗る男』から「実は病院で使う仕上げ材も同じ取引先から入手していたので、同じように業者から150本を卸して売ってほしい」などと依頼がありました。
工務店側は再び同じ「アダチ」へ連絡し、仕上げ材代金の198万円を振り込んだということです。
計396万円振り込んだ工務店側は10日、『副院長を名乗る男』のSNSアカウントが消え連絡もつかなくなったことから本物の病院へ連絡したところ詐欺被害だと気づいたということです。
4日にも同じ病院の『副院長を名乗る男』からの電話をきっかけに同様手口で現金をだまし取られる詐欺事件が発生しているほか、北海道警函館中央署管内では5件の未遂事案が発生しています。
さらに新潟県内でも同様に『病院の副院長』などと名乗る男らによる似た手口での詐欺事件が発生していて、警察が注意を呼び掛けています。
