横殴りの雨が降り続く4日正午ごろの鹿児島・姶良市は、町一面が白く煙っていました。
豪雨とともに強い横風が吹き付け、自動車販売店ののぼり旗も激しく揺れています。
正午ごろの大分市で撮影されたのは、公園の階段を滝のように流れる雨。
すでに排水溝が詰まってしまったのか、あふれた雨水が坂道を流れていきます。
迷走を続ける台風24号と秋雨前線の影響で、西日本を中心に朝から滝のような雨となりました。
正午前、木々が激しく揺れ土砂降りとなっていたのは宮崎・日南市です。
延岡市では、住宅街の道路が一面冠水していました。
都農町では午後5時までの24時間に374mmの雨が降りました。
これまでの雨で、宮崎県では土砂災害の危険性が非常に高まっているとして、宮崎市などにレベル4土砂災害危険警報が発表されています。
午後1時の宮崎市では、激しい雨音を立て、画面上でもはっきりと分かるほどの大粒の雨が降り続き、公園では排水溝から雨水が逆流し、あふれ出した大量の水が噴き上がっていました。
午後2時を過ぎると、ワイパーをつけても視界がきかないほどの土砂降りに。
あっという間に道路は冠水。
交差点の方へと歩いていくと、国道10号線が通行止めとなっていました。
交差点は一面が茶色い濁流で埋まり、道路沿いにある施設の脇からは大量の雨水が流れ出しています。
雨水が絶えず流れ込み、川のようになった道路。
集荷に向かう途中だったというトラックの運転手は「行きたい、向こうに。(通行止めとなった)小林市の方に。動けない。(Q.雨は困る?)困ります」と話しました。
各地に大雨をもたらす要因となっている台風24号は、迷走を続け、現在、鹿児島・奄美市の北西に。
強風域に入っている奄美大島では、午後になると雨風が強さを増してきました。
“ループ台風24号”は5日(土)にかけて勢力と落とすことなく南下し、8日(火)ごろまで沖縄付近を迷走する見込みです。
この台風の動きが遅いことに加え、秋雨前線の影響で大雨は異例の長期間で降り続き、さらに影響がかなり広範囲に及びます。
4日正午ごろ、東京・浅草では一面雲がかかった空から雨が降り出し、多くの人が傘をさしながら写真を撮っていました。
ここ浅草で5日から行われるのが、夏の終わりを締めくくる浅草の風物詩「雷門盆踊り」。
約3000人が踊るという大規模な祭りを控え、週末の空模様への不安の声が。
地元住民は「天気がね~。サンバも先週雨だったし。天気ばっかりは、この前みたいなすごい雨でも来たらだめでしょ」と話します。
主催者側も雨対策を強化していました。
雷門 一之宮商店会・西海應道会長:
テントを多く張ったりして、逃げ込むところを用意したり。ビニールをかけて太鼓がぬれないように(準備)。常に主催者側の責任がありますから、雨対策が今回は大きいが、意識は忘れずやっている。
秋祭りのシーズンを直撃しそうな大雨。
墨田区の祭り会場でも天気への危機感を募らせていました。
墨田区にある小村井香取神社では、5日からの例大祭に向け準備が進められています。
世話人頭・永井喜一郎さん:
天気が一番気にしています。晴れてほしい、間違いであってほしいと。
週末から7日(月)にかけては、関東など首都圏でも警報級の大雨になる恐れがあります。
5日(土)は九州南部で大雨が続き、宮崎県では災害に直結する規模の大雨が長引く恐れがあります。
6日(日)になると、東海や関東に大雨のエリアが移り、特に夜がピークとなるため、夜間の災害に警戒が必要です。
そして、週明け7日の朝にかけても、特に東京を含めた関東で警報級の大雨となる可能性があります。
道路の冠水や大規模な浸水などに厳重な警戒が必要です。
