国のアイヌ文化復興拠点、ウポポイで保管されているアイヌ民族の遺骨や副葬品の返還を求めた裁判の初弁論が9月4日、札幌地裁で開かれ、原告側は「同胞の遺骨を元の土に返したい」と訴えました。
この裁判は、新ひだか町のアイヌ民族「シベチャリ アイヌトライブ」が、国が管理するウポポイで保管されている、研究目的で持ち出された279体の遺骨と副葬品の返還を求めているものです。
9月4日、札幌地裁で開かれた初弁論で原告側は、「遺骨の研究はアイヌ民族への差別や偏見につながっている」とした上で、「持ち出された同胞の遺骨を元の温かい土に戻してあげたい」と主張しました。
一方、国は「原告は法律上、返還請求権を持っていない」などと主張し、訴えの棄却を求めました。
次回の口頭弁論は11月に開かれる見通しです。
