大阪府警捜査四課に所属していた警察官らが風俗店のスカウトグループの拠点とみられるビルを家宅捜索中、捜査対象の男性らに暴行を加えていた事件で、当時の捜査に使われていたカメラの映像が一部消去されていたことについて、大阪府警は証拠隠滅の疑いで捜査したものの、消去した人物は特定できなかったと発表しました。
■「可能な捜査を尽くしたが、容疑者の特定には至らなかった」5月28日付で、容疑者不詳のまま書類送検
暴力団などの組織犯罪の捜査を担当する、大阪府警の捜査四課が風俗店のスカウトグループの拠点とみられるビルを去年7月に家宅捜索した際、捜査対象の男性らに暴行を加えたことが明らかになり、当時の捜査員6人に有罪判決が言い渡されました。
大阪府警によると、当時、捜査員による暴行が判明した後、捜査員らが使用していた携帯電話など、すべての記録を回収して精査していたところ、記録媒体(ポータブルSSD)に保存されていた捜査に使われたカメラの映像のデータが一部消去されていたことがわかりました。
大阪府警は捜査員ら数十人から話を聞くなどして、証拠隠滅の疑いで捜査しましたが、「可能な捜査を尽くしたが、容疑者の特定には至らなかった」として5月28日付で、容疑者不詳のまま書類送検したということです。
大阪府警は「今後、職員に対する指導教養の徹底を図り、収集したデータなどの保管・管理の徹底に努めて参ります」とコメントしています。
