きょう=3日正午時点で、沖縄付近に位置する台風24号が「不思議な動き」をすると予想されています。
7日まで沖縄の周辺に停滞するとみられ、「居座り台風」とも言える動きをするというのです。
いったいなぜこのような動きになるのか。片平敦気象予報士は「台風が取り残されている」と説明します。
そして、今後数日にわたり、関東から九州にかけての広い範囲で“警報級の大雨”となるおそれがあります。今後の雨雲の動きについても片平気象予報士が解説します。
■「居座り台風24号」なぜ“うろうろ”する?
台風24号は3日正午時点で、中心気圧は985 ヘクトパスカル、最大風速23 メートル、最大瞬間風速35 メートルで北北西へ時速約40キロで進んでいます。
台風は4日にかけて北上した後、5日、6日には南へ転じ、7日には東に移動するという、沖縄周辺を“うろうろする”ような動きをする見通しです。
これについて片平気象予報士は「あまり見ない不思議な動き」としたうえで、台風24号は「居座っているのではなく、取り残されている」と説明しました。
【片平敦気象予報士】「台風は自力で進むことができない。周りの大きな風に乗るだけです。いま、偏西風は台風から離れた北側を吹いており、台風はこの風に乗れない状況。さらに近くの高気圧も離れてしまっていて、台風を流す風がまったく吹いていない」
沖縄・奄美は台風の強風域(黄色い円)がかかり続ける状況で、長期的な影響を受けるおそれがあります。
【片平敦気象予報士】「沖縄周辺の海はまだ水温が高く、台風はそう簡単には弱まらず、このあたりをうろうろする心配があります」
■「台風+秋雨前線=豪雨」
そして、今後数日にわたり、関東から九州にかけての広い範囲で“警報級の大雨”となるおそれがあります。
片平気象予報士は「台風+秋雨前線=豪雨」だとして、「豪雨が起きる典型的なパターンになりつつある」と説明します。
台風の周囲を回るように暖かく湿った空気が流れ込み、これが秋雨前線の雨雲の“材料”となるということです。
先週、石川・富山で記録的大雨が降った際も秋雨前線が北陸に停滞していました。
今回は秋雨前線がより南へ下がってきており、大雨のエリアが九州から関東へと広がるおそれがあるということです。
■4日の夜にかけて宮崎・鹿児島で“線状降水帯”発生のおそれ
さらに、3日夜以降に、最初に危険度が高まるのは九州南部だといいます。
【片平敦気象予報士】「秋雨前線が南下してきており、台風からの湿った空気がダイレクトに流れ込むため、雨雲が非常に発達しやすい」
宮崎・鹿児島では、3日夜遅くから4日の夜にかけて線状降水帯が発生するおそれがあります。
また、3日午後1時半時点で、青森県・秋田県にはレベル4の土砂災害危険情報が発表されています。
【片平敦気象予報士】「レベル5はすでに災害が起きているときに発表されるものなので、雨が上がっていても、土砂災害の危険性は非常に高い。身の安全を最優先に行動してほしい」
■警報級大雨のおそれ 月曜まで東北〜九州の広範囲で継続
気象庁によると、近畿は「3日午後6時~4日午前6時」、九州南部は「4日午前0時~正午」が警報級の大雨が降る可能性が高いということです。
また、関東甲信、東海、近畿、四国は7日まで警報級の可能性が中程度あります。
【片平敦気象予報士】「今の時期、1カ月で降る雨の量は概ね200ミリ前後の地域が多いのですが、場合によっては数日で『1カ月から1カ月半分の雨』が降ってもおかしくない」
土砂災害の危険性も7日まで続く見通しで、全国的に危険な状況が続くおそれがあるということです。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年9月3日放送)
