値上げラッシュが続く中、9月は2026年で最多、4000品目を超えるものが値上げとなります。これは3年ぶりの大規模な値上げです。
中東情勢悪化による資材価格や原材料の値上げ、物流コスト上昇などが理由で、しょう油や酢などの調味料や、冷凍食品など加工食品を中心に値上げとなります。
どう乗り切ればいいのか、家計のミカタを調べてきました。
「札幌市内のスーパーに来ています。ナシやブドウがずらずらっと並んでおり、早くも秋の味覚がそろっています」
先週あたりから秋の果物が並び始めたスーパー。
間もなく終わりを迎える北海道産の夏野菜が、家計の味方になりそうなんです。
「この時期、買うべき野菜は?」
「まず、長ネギ。だいたい4本入りで、きょうは55円(税抜き)です」(キテネ食品館月寒店 中塚誠社長)
「今年、ネギの価格は7月ごろからずっと安いです」(中塚社長)
「ほかにもお得な野菜は?」
「ナンバンや生のエダマメ、シシトウなど、例年だと税抜き198円くらいですが、50円くらい安くなっている。2割くらい安いのが現状です。やはり6、7月の天候が北海道は非常によく、野菜に適した気候だったというのが、値段が安くなった1つの要因ですね」(中塚社長)
2026年、北海道は天候に恵まれ、野菜のできがよく、2025年より安くなっている野菜が多いといいます。
流通量が増える分、破格の見切り品も時々並ぶとのことで、この日は訳ありの長ネギが1箱で54円!
チンゲンサイは葉が黄色くなってしまったため、0円!
うまく調理すれば、家計のミカタになること間違いありません。
また、秋野菜も2025年より順調な出だしです。
「新ジャガが出ました。まだ小ぶりですが、例年に比べ2~3割安い。これから先、収穫量が増えてくると、さらに値段が下がる可能性も」(中塚社長)
「タマネギは、2025年はまったくといっていいほど北見が高温でやられてしまい、タマネギの出荷が少なかった。小ぶりの小さなサイズで生育がよくなかったということですが、久しぶりに大きいサイズのタマネギになっています」(中塚社長)
2026年は秋の野菜も出来、価格ともに期待できそうです。
一方、雲行きが怪しいのが、北海道の秋の味覚として欠かせない海産物です。
「サンマは棒受け網漁が始まったばかりで、なかなか価格的にも下がりきっていない。形も小ぶりで、皆さんが期待している100円台で買えるのはもう少し先。これからの漁次第なので、期待したいです……」(中塚社長)
秋の味覚といえば、サンマ、そしてサケです。
本格的な漁は9月からですが、いま出回っているサケは高値になっています。
「半身の3分の1のサイズで、ほぼ1000円。よく取れている時期のこの量だったら300~400円ぐらいなので、3倍近い高い値段です。今後の見通しですが、漁師さんなどの声を伺っていると、なかなか期待はできないという声があるので、正直、2026年に関してサケは期待できないかなというのが現状です」(中塚社長)
そして朗報です。
過去最高値が続いていた鶏肉には、明るい兆しが見えるといいます。
「こちらがブラジル産のモモ肉です。ジャンボパックでいうと、100グラム68円(税抜き)。先週までは10円ぐらい高く、その前はもっと高かったですが、段階を踏んで1週間ずつ少し下がってきています。ある程度で止まるとは思いますが、やっと安かった当時くらいの価格に近づいてきています。2025年にブラジルで起きた大量の鳥インフルエンザの影響で価格が高騰していましたが、下がってきました。いま、国産は100グラム128円(税抜き)ですが、外国産が下がってきたことで国産の動きが鈍ってくれば、相乗効果で国産も下がるということも十分考えられます」(中塚社長)
9月は、2026年で最多となる4000品目を超える商品が値上がりします。
毎日の料理に欠かせないしょうゆや酢などの調味料や、人気のお菓子も…
中塚社長は、野菜や肉をうまく活用してほしいと話します。
「野菜やブラジル産の鶏肉の話など、少し明るい兆しも見えてきているので、上手に使って家計をやりくりしてもらえればと思います」(中塚社長)
