熊本地震の発生から28日で1カ月です。
被災地から、榎並大二郎キャスターが中継でお伝えします。
震度7の地震に襲われた氷川町では、約4500戸のうち1100戸余りが全半壊してしまいました。
どう暮らしを立て直すのか大きな課題となっています。
その受け皿の1つとなっているのが仮設住宅です。
その仮設住宅で、熊本県内として初めての取り組みが始まっています。
それがこちらの現場で今建設が進められている2階建ての仮設住宅です。
なぜ2階建てなのかといいますと、氷川町は干拓地が多く、浸水想定区域を避けるとなると仮設住宅を建てられる用地が本当に限られてしまうそうなんです。
そこで土地を有効利用できる2階建てが採用されました。
さらに、2階があることで、万一の浸水の際にも1階から2階に垂直避難ができるというメリットもあります。
そして、27日は氷川町の藤本町長に、今の復旧状況と今後の見通しについて話を聞きました。
その中で、「集合の仮設住宅を造る敷地を確保することがなかなか難しい。ただ、農家の皆さん方の自宅の敷地は結構広いので、そういった中で『自宅での(仮設住宅の)設置ができないか』というお願いをした」というアイデアを話しました。
被災した自宅の敷地内に仮設住宅を建てるという案を、今、熊本県に要望しているということなんです。
安全な場所に移ってもらうというだけではなくて、例えば、農家の皆さんのようにその場を離れられない人のためにも今の営みを守りながら、どうそれを途切れさせずに生活再建につなげていくのか。
仮設住宅にも、被災された1人1人人の事情に合わせた選択肢というのが今、求められているのを感じます。
