鹿児島県日置市出身でパラカヌー日本代表として活躍する下野勝也選手が26日からポーランドで開かれる世界大会に出場します。
6月のアジア選手権では4位と手応えをつかみつつある下野選手に、大会に向けた意気込みを取材しました。
日置市出身で、パラカヌーの日本代表として鹿児島を拠点に活躍する下野勝也選手、35歳。
競技歴はまだ3年ほどですが6月のアジア大会では4位入賞を果たし、26日からは2度目となる世界大会に出場します。
パラカヌー日本代表・下野勝也選手(35)
「自分の漕ぎに自信を持って世界選手権へ臨めたら」
線200mのコースで順位を競うパラカヌー。
障害の程度により3つのクラスに分けられ、胸から下が動かせず体幹に力が入らない下野選手は最も障害が重いクラスとなります。
そんな下野選手の体の動きをサポートするのがこちらのシートとパドル。
自身の体に合わせて細部までこだわり抜いています。
下野勝也選手
「このベルトだけでは倒れるので、自分で作ったクッションを支えにして体を安定させている」
元々、陸上自衛隊に所属していた下野さんは2017年、交通事故により頸椎を損傷し、車いす生活に。
その後、リハビリの一環として車いすバスケや車いすラグビーに取り組むようになり、3年前にはパラカヌーへの挑戦をスタートしました。
車いすラグビーの選手の頃から東京の企業にアスリートとして雇用され、活動を続ける下野さん。
自宅では、パドルで水をかくために必要な腕の筋力を強化するトレーニングに励みます。
カヌーの練習は、自宅から片道1時間半の伊佐市のカヌー場で行い、小学生から高校生までの選手たちと一緒にパドルを漕ぎます。
指導を行うのは、パリパラリンピックパラカヌーで日本代表監督を務めた枦木駿さんです。
パリパラリンピック パラカヌー日本代表監督・枦木駿コーチ
「上のレベルにどうすれば届くのかというチャレンジを常に考えているのが選手としての魅力」
アジア選手権では4位に入り、手ごたえを掴んできた今シーズン。
26日からポーランドで開かれる世界大会に向けて、意気込みは十分です。
下野勝也選手
「まずは僕自身が結果を出すことが第一なので、結果を出さなければ誰も見てくれない。世界選手権で結果を残して鹿児島にパラカヌーがあることを知ってもらえたら」
