能登半島地震による被害を受けた富山県氷見市の海沿いの地区で、地下水を地上にくみ上げ、液状化を防ぐ対策の実証実験が始まりました。
氷見市の間島・栄町地区では能登半島地震により、約6.5ヘクタールで地面から水や砂が噴き出る液状化の被害がありました。
市は再発防止策に「地下水位低下工法」を検討していて、24日からの実証実験では、地下3.5メートルに埋めた管で水を集めてポンプでくみ上げ、毎分で最大1トンほどの地下水の排水を始めました。
これにより、現在70センチから1メートルほどの地下水位を、3メートルまで下げられる見込みで、地盤が固まり、再び液状化するのを防ぎます。
実験エリアには、地下水位を確認する設備や、家屋の重さを再現した30トン以上の鉄板が置かれていて、地盤が沈下しないかを確認します。
*氷見市都市計画課 草山貞夫課長
「この実験次第で、液状化対策ができるかどうかが分かる。やっとこの日を迎えられた」
BBTの取材では、10年前の熊本地震で液状化し、地下水位低下工法による工事が行われた熊本市の地区では、先月の最大震度7の地震で再液状化しなかったことが分かっています。
*氷見市都市計画課 草山貞夫課長
「熊本で実際液状化対策をして、再液状化しなかったということで、液状化対策の必要性を感じている」
市は半年間、実証実験を行いながら年内にもその効果と安全性について、結果を取りまとめる方針で、市内の他2つの地区でも順次実証実験に移りたい考えです。
