先週までのお盆、熊本地震で被害の大きかった地区では、例年とは違った光景が見られました。震度7を観測した氷川町にある寺は本堂が全壊し、参拝できない状態のため、住職が門徒の家をまわり、お盆の供養を行いました。

【FNN取材団 桜井 福大 記者】
「こちら寺の本堂になるんですが、大きく崩れてしまっています」

氷川町にある『勝専坊』は地震で本堂が全壊し、手付かずのままのため参拝できない状態が続いています。

【勝専坊 直江 克典 住職】
「お参りする先々も、大なり小なり被害は出ている。1軒1軒、安否確認の意味もあるし、必要なものがあれば、届ける意味でも行かせてもらっている」

このようななか迎えたお盆、住職の直江克典さんは、初盆を迎える門徒の家々を回って供養を行いました。

門徒の中には、自宅が倒壊した人も。

ガレージの屋根の下に飾られた遺影と位牌。住職の読経が被災地に響きます。

日中だけ避難所から自宅に戻っているという女性も静かに手を合わせました。

【門徒】
「初盆もない、1周忌もない、3年忌もないと思っていたので来てもらって良かった」

【門徒と住職】
「飲み水はある?」
「私も車に乗せてるけん」
「何かある時は言って、お寺にあるので」

お盆の間、住職は30軒以上の檀家を回り、被害の大きさを改めて感じています。

【直江 住職】
「家が潰れて避難所暮らしの人もまだたくさんいる。お寺の復興というよりも地域の
復興、みんながまず元気になることが先、お寺はその後と思っているので、この状態でもお参りはさせてもらっている」

テレビ熊本
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