イランとの戦闘が長期化する中、アメリカ軍は保有する大型無人機のおよそ4分の1を失ったほか、中東に新たな空母を派遣するため南シナ海などでの対応が手薄になる可能性が指摘されていて、アメリカ軍への負担が鮮明になっています。
ワシントン・ポストは13日、アメリカ軍がイランとの戦闘で大型無人機「MQー9リーパー」少なくとも45機を失ったと報じました。
これはアメリカ軍が保有するおよそ4分の1にあたり、1機あたりの価格は最大5000万ドル(=約80億円)に上るということです。
失われたすべての機体が撃墜されのではなく、一部は操縦者との通信が途絶え、墜落したとしています。
一方、ウォールストリート・ジャーナルは、アメリカ軍が現在、中東に展開している原子力空母「エイブラハム・リンカーン」と交代させるため、新たに「ジョージ・ワシントン」を中東に派遣すると報じました。
空母「エイブラハム・リンカーン」は海上に展開してすでに9カ月目に突入し、200日以上、寄港しておらず、艦内で食料や生活必需品が不足しているということです。
新たに展開される「ジョージ・ワシントン」は日本の横須賀を母港とし、南シナ海を中心に西太平洋で活動していますが、中東への派遣によってアジア地域での対応が手薄になる可能性も指摘されています。
イランとの戦闘の長期化が、アメリカ軍の装備や部隊の運用だけでなく、中国をにらんだインド太平洋戦略にも影響を及ぼすことが懸念されています。
