2026年の夏は、鹿児島県内でも記録的な暑さとなっている。肝付町では観測史上最高となる39.2℃を観測するなど、人々は連日の猛暑に悩まされている。しかし、涼を求めているのは人間だけではない。志布志湾大黒イルカランドでは、ペンギンとイルカが主役となった"夏ならでは"のイベントが話題を呼んでいる。
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「夏といえば何を思い浮かべますか?」——飼育員が仕掛けた粋な演出
トコトコと体を左右に揺らしながら歩く姿がかわいらしいフンボルトペンギン。ペルーなど主に南米に生息するこの種は、暑さには比較的強いとされているが、さすがに今年の猛暑は堪えるようだ。
そこで飼育員たちが準備したのが、夏の風物詩「そうめん流し」ならぬ「アジ流し」だ。イベントの冒頭、飼育員が子どもたちに問いかける。「皆さん、夏といえば何を思い浮かべますか?」。元気よく返ってきた答えは「そうめん流し!」。もちろんペンギンたちはそうめんを食べられないため、流れてくるのは魚のアジだ。
ペンギンたちはくちばしを器用に使いながら、流れてくるアジを次々とキャッチ。冷たい水とともに流れてくるアジを丸のみしながら、ひとときの涼を感じているようだった。

「エサを逃がさないぞって顔してた!」——子どもたちの反応も上々
「アジ流し」を見学した子どもたちの反応は上々だった。「『エサを逃がさないぞ』って顔して食べていた!」「とても見応えがあって良かった」と興奮気味に話す声が聞こえた。ペンギンが涼しそうだったかどうかを聞かれた子どもは、「はい、そうですね。アジが冷たかっただろうって思う」と答えた。動物の視点に立ってその気持ちを想像できるのも、こうした体験型イベントならではの魅力だ。

「アジ流し」は夏休み期間中の土日とお盆に見学できる。
サファイアちゃんが大活躍——イルカショーの「びしょぬれタイム」
涼を感じるイベントはペンギンだけにとどまらない。イルカショーでは、ショーの途中に「びしょぬれタイム」が設けられている。希望するお客さんが水槽の前に並び、イルカがジャンプして背中から着水した瞬間、大量の水しぶきが観客に降り注ぐ。
水をかけるのが特に上手なのが、サファイアちゃんだ。イルカランドの中で一番の腕前を持つとされるサファイアちゃんのパフォーマンスに、びしょ濡れになった子どもたちからは「少し寒い」「最高です。きょう、ここに来られて水も浴びられて良かった。いい夏休みになった」という声が上がった。

びしょぬれタイムは夏休み期間中、毎日開催している。
館長が語る「涼の楽しみ方」
志布志湾大黒イルカランドの佐藤晃幸館長は、来場者へのメッセージをこう語る。「大変暑いのでイルカからも水しぶきを浴びたり、水が近くにあるので、いろんな生き物を触って、冷たさを感じてイルカランドを楽しんでもらいたい」。
記録的な猛暑が続く2026年の夏、動物たちと一緒に涼を感じられる志布志湾大黒イルカランドは、家族連れにとって格好の避暑スポットとなっている。
【動画で見る▶そうめん流しならぬ「アジ流し」 ペンギンが猛暑を乗り切る涼グルメに夢中】

