判決は無期懲役でした。北海道江別市で大学生が男女6人に集団で暴行を受け死亡した事件の裁判で、主犯格とされる川口侑斗被告(当時18)に求刑通りの判決が言い渡されました。
法廷で「主文。被告人を無期懲役に処する」と判決が言い渡されたその時、川口侑斗被告は裁判長をまっすぐ見つめていました。まばたきの回数は増えたものの、表情を変えることはありませんでした。
裁判の傍聴に訪れていた、拘置所内で川口被告と接したことがあるという人はこう話します。
「無期懲役という判決の重さを一番感じているのではないか。反省しているかどうかは、当時の様子からは見受けられなかった」(拘置所内で被告と接点のあった傍聴者)
2024年10月、江別市の公園で大学生の長谷知哉さん(当時20)が男女6人に集団で暴行を受け、現金などを奪われ死亡した事件。川口被告は2時間以上にわたる暴行を主導した主犯格とされ、強盗致死などの罪に問われていました。
8月3日に行われた裁判で、検察側は「繰り返し必死で暴行をやめるよう懇願した被害者に、際限ない地獄の苦しみを与えた張本人が川口被告である」と強く非難しました。
そして、川口被告が犯行当時18歳の特定少年であったものの「十分に分別が付く年齢と言え、酌量減軽を行う理由とはいえない」と無期懲役を求刑しました。
これに対して弁護側は犯行時被告は18歳になったばかりで、反省していて更生の可能性があり、懲役25年が適正であると主張していました。
7日の判決は求刑通りの無期懲役でした。
その理由は「動画を撮影したり、残忍な行為を提案して暴行をエスカレートさせた。終始共犯者を主導していて、本件の主犯であるとの評価が相当である。若年であることを考慮しても、責任の重さからすると求刑通り無期懲役に処するのが相当である」というものでした。
そして、最後に裁判長から「どうしてこのようなことになってしまったのか、自分のどこに問題があったのか、一生涯考え続けてください」と語りかけられた川口被告は、小さくうなずきながら耳を傾けていました。
弁護側は控訴するかどうかは、川口被告の意思を確認してから決めるとしています。
また、同時に裁判が進められていた当時17歳の少年には求刑通り懲役30年の判決が言い渡されました。
起訴された6人のうち、残る八木原亜麻被告(21)の裁判の日程は決まっていません。
