県警の科捜研で不正なDNA型鑑定が行われていた問題をめぐり、過去の裁判で有罪判決を受けた男性の弁護団が裁判のやり直しを求める申し立てを行いました。

裁判のやり直しの申し立てに佐賀地裁を訪れたのは、県弁護士会に所属する弁護団5人です。
弁護団は、2017年11月に覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕され、その後の裁判で有罪判決を受けた50代男性の請求人代理人を務めています。
弁護団によりますと男性は裁判で無罪を主張していましたが、1審・2審で有罪判決となり、懲役2年6カ月の実刑判決を受けました。
男性は、去年9月、県警の科捜研で不正なDNA型鑑定が行われていたことを受けて、自身の事件にも不正な鑑定があったのではないかと当時の弁護人に調査を依頼。
弁護団の調べで裁判の証拠の一部は、不正に関わったとされる県警科捜研の元職員、冨永剛弘被告が鑑定していたものと判明しました。

【佐賀県警鑑定不正問題プロジェクトチーム 出口聡一郎弁護士】
「特別監察の最終報告が6月に出まして、それを受けてこの内容を精査した結果、弁護人としては再審請求に理由があるという判断を得られる可能性があると考えまして、申し立てをさせていただくというかたちになりました」

この問題をめぐっては、警察庁の特別監察を受けて県警が6日付けで冨永被告を虚偽有印公文書作成・同行使と証拠隠滅の容疑で新たに13件を佐賀地検に追送検しています。

サガテレビ
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