九州・沖縄のこの夏のおすすめを紹介するシリーズ。7日は佐賀からです。今年3月、吉野ヶ里歴史公園内にオープンしたキャンプを楽しめる施設。キャンプだけでなく、歴史を深く知りたい人など、さまざまな人たちの受け皿となっています。
【リポーター】
「弥生時代最大規模の環壕集落の遺跡が見つかりフィーバーを巻き起こした吉野ヶ里遺跡。「弥生人の声が聞こえる」をテーマに、歴史公園として2001年に開園しました。それから約30年。空耳でしょうか…キャンプを楽しむ現代人の声が聞こえる」
今から約2500年前…本格的な稲作が始まり集落が生まれたとされる弥生時代。
この時代の日本最大級の環壕集落跡が見つかったのが吉野ヶ里遺跡です。
平成元年の当時、邪馬台国が佐賀県にあったのではと吉野ヶ里フィーバーを巻き起こしました。
そして令和の現代…。
今年3月に吉野ヶ里歴史公園に新たにオープンしたのが、「スノーピークグラウンズ吉野ヶ里」。
【スノーピークグラウンズ吉野ヶ里 林里絵子副店長】
「今までにない形態といますか、こういう風に遺跡を見ながらキャンプができて、佐賀県の魅力っていうのを見て、体験して、学んでいただければ」
キャンプサイトは九州最大級の広さで、約6万平方メートル。
キャンプ初心者向けのプランも充実しています。
【リポーター】
「キャンプをしてみたいけど、1から道具を集めるのはなぁという方のために、手ぶらでキャンプができるセットも利用できます」
遺跡を見ながらキャンプが楽しめるフリーサイトで佐賀県が発祥のブランド鶏、みつせ鶏などを楽しめます。
ただ、佐賀県では最高気温が35度を超える猛暑日が7月末までに17日、取材をしたこの日も佐賀市で最高気温38.8度を観測。
厳しい暑さの中、キャンプはつらい……という方のために。
エアコン完備のコテージ、キャビンもあります。
物見櫓がモチーフのコテージには、サウナと展望デッキも。
竪穴住居がモチーフのキャビンでは、中央にストーブがあり、火を囲んで落ち着いた時間を過ごすことができます。
そしてもちろん、キャンプを楽しみたい人だけに向けた施設ではありません。
【リポーター】
「店内の内装は発掘現場で見られる「地層」をイメージしたデザインで、キャンプ用品が並ぶだけでなく、空間そのものが吉野ヶ里の歴史と調和した作りになっています」
隣接するショップでは、ここだけの限定アイテムも販売。
【スノーピークグラウンズ吉野ヶ里 林里絵子副店長】
「佐賀の伝統工芸品とスノーピークがコラボした有田焼とのコラボのそばちょこだったり、尾崎人形さんとのコラボのテントの」
店内には、佐賀県を巡りたくなる工夫もあります。
【佐賀県政策部政策統括監 小山由希子さん】
「グラウンズを拠点にエリア全体を楽しんでいただきたいという思いでこの風土図鑑を作っています」
カードを裏返すと詳しい住所も書かれています。
弥生時代と佐賀を体感できる吉野ヶ里歴史公園。
貴重な出土品を学ぶ場もリニューアル予定です。
今後は、海外の美術館の「魅せる収蔵庫」を参考に出土品を見える形で保存し来園者に楽しんでもらおうと、基本計画が作られています。
【佐賀県政策部政策統括監 小山由希子さん】
「遺跡をもっと深く知りたい方も、ライトにお子さま連れで楽しみたい方も気軽にいろいろな方が楽しめるような施設になっていければと考えています」
キャンプサイトに魅せる収蔵庫。
進化を続ける吉野ヶ里歴史公園を訪れてみてはいかがでしょうか?
吉野ヶ里歴史公園は2001年に開園しましたが実は昨年度に来園者数が過去最多となり78万人余りが訪れています。
主な理由として遺跡調査が進み新たな展示品が増えて歴史ファンに喜ばれること、一方で親子で楽しめる体験型のイベントも多いことなどです。
さらに今年キャンプ場に加えカフェやレストランもできたので賑わいそうです。
ただエアコン完備のキャビンとコテージは、夏休みの期間中はすでにほぼ予約で埋まっているとのことです。
