いわゆる大阪都構想を巡って、大阪維新の会は大阪市を4つの「特別区」に再編する案に決定しました。

3度目の住民投票に向け重要な要素である「区割り」の中身と決定までの背景に迫ります。

■法定協議会前日に“方針決定”の「4区案」

【大阪維新の会・横山代表代行】(6日午前)「議員意向調査で得票の過半数を取った4区案で進めたいと思います」

大阪維新の会は6日、いわゆる大阪都構想で大阪市を再編する特別区の区割りについて、「4区案」とすることを決めました。

都構想の制度設計を議論する「法定協議会」で7日に正式に決まりますが、現状、維新の会派しか出席していないため、事実上の決定です。

■過去2回の住民投票は「5区」と「4区」で

維新にとって今回で3度目の挑戦となる“都構想”。

その「区割り」は、これまでも大きな議論を呼んできました。

大阪市長だった橋下徹氏は「24区体制は破たんしている」として、11年前、最初の住民投票は「5区案」で挑みましたが住民投票で否決。

そして、6年前の2度目の住民投票では「4区案」を提案しましたが、わずかな差で否決されました。

今回、維新は「4区」「8区」「24区」の3つの区割り案を検討し、その最終判断は代表代行をつとめる横山市長に一任されていました。

■それぞれの「特別区」にはターミナル駅 「4区案」の中身とは

そして6日朝、横山市長は「『4区案』で進めたいと思います」と表明。

今回の「4区案」は、住民投票で否決された前回の区割り案を修正したもので、1区当たりの人口は政令市並み。

それぞれの区に新大阪・梅田・難波・天王寺というターミナル駅があり、商業施設などが集まる場所を振り分けています。

地域の歴史やコミュニティなども考慮したとみられ、前回の案から港区、住吉区、東成区を別の区に移しています。

【横山市長】「非常に財政力も大きい特別区になりますから、今の大阪市と同じような事務を担っていくのも十分担っていける自治体となるというところから、副首都を担うにふさわしい。

かつ東京都モデルをさらに進化した特別区となりうるという判断かと思います。

(前回の否決が)区割りの考え方自体が大きな要因になっているというところまでは、ちょっと我々としても考えていないです。

誇りを持って作った4区案ですので、もう一度この4区案でチャレンジできると」

■市民はどう受け止める・・・?

市民は今回の区割りをどう見ているのか?

【北区民70代】「一緒やんか、前あかんゆうたやつやのになんでまたするん。
都構想ばっかりやらんと、他のこともちゃんとやってほしい」

【北区民20代】「個人的には(区割りは)そんなに気にしないかな。何もせえへんより、何かやってチャレンジしてもらった方が面白いかなと思うので」

【都島区民60代】「(区割りが)細かいよりは大きくした方が効果はあるんだろうなと思います」

【鶴見区民70代】「(4区案は)こういう良いことがあるよってゆってくれたら応援できるけど…もうちょっとみんなにわかるように説明してもらえたらいいのにな」

東成区は前回は北区などと同じ区割り、今回は天王寺区と一緒になります。

【東成区民20代】「違いによって何が変わるとか具体的に発表されているわけではないと思うのでピンとはこない」

【東成区民70代】「北区とセットになる方がイメージがいいかな、わからんけど」

■協議への参加見送っている他会派からは…

今回の案について都構想に反対し法定協議会への参加を見送っている他会派からは…

【自民党市民市議団・森山禎久幹事長】「議論はあまりなく、安易に決めるのは本当に危険で怖いなと思っております。

4区が一番お金かからないですよねということで4区に決めたと。じゃなくて、やはり市民サービスを重視してほしいなと」

【公明党大阪市議団・西徳人幹事長】「大阪市を廃止して、特別区を設置するというそのものに反対しておりますので、大阪市の自治体を存続させない案である以上、これは承知(承服)しがたい」

関西テレビ
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