イエメンの親イラン武装組織フーシ派は5日、紅海北部でサウジアラビアの石油タンカーを弾道ミサイルで攻撃したと発表しました。
また、これまでにサウジアラビアのタンカー8隻を攻撃したとしています。
フーシ派は7月20日、サウジアラビアが10年以上にわたりイエメンの港や空港を封鎖していることへの報復として、サウジアラビアの船舶を対象に紅海などで海上封鎖を行うと宣言しています。
こうしたなかフーシ派は5日、声明で「紅海北部のヤンブー沖においてサウジアラビアの石油タンカーを弾道ミサイルで攻撃した」と明らかにしました。
その上で、今回の攻撃でこれまでに攻撃対象となったサウジアラビアの石油タンカーはあわせて8隻になったとしています。
また、紅海とアラビア海で警告によって航行を阻止され航路の変更を余儀なくさせた石油タンカーは29隻にのぼると主張しています。
これに先立ち、インド当局は4日、インド船籍の船舶がイエメン沖の紅海で攻撃を受け沈没したと発表しました。
攻撃がフーシ派によるものかは分かっていません。
海上輸送をめぐっては、紅海やアデン湾、それに両海域を結ぶバーブルマンデブ海峡がホルムズ海峡の代替ルートとして利用されていますが、フーシ派がこの海域で圧力を強めていることからサウジアラビア以外の船舶の航行にも影響が広がっているとみられます。
