7月に亡くなった東野圭吾さんの新刊が発売。
その内容に世界も注目しています。
5日午前0時ごろに東京・新宿の「紀伊國屋書店 新宿本店」でできた人だかり。
待っていたのは、東野圭吾さんの106冊目となる「永遠の記憶」の発売記念イベントです。
人気シリーズ「ガリレオ」の最新作を待ち望んでいたファンが、いち早く新刊を手にしました。
手渡したのは、東野さんの“歴代担当編集者”です。
発売記念イベントでは「東野さんは読者を驚かせることが何よりも大好きな作家でした。読者と本が出会う書店という場所をとても大切にしておられました。だからこそ今日の日を心待ちにしておられたと思います」と話していました。
イベントに来たファンは「すごく一人一人の登場人物が私は好きなので、今回も登場人物がどのような掛け合いをして事件を解決していくのかがすごい楽しみ」と話しました。
7月23日、大腸がんのため68歳で亡くなった作家・東野圭吾さん。
訃報が伝えられた日に追悼コーナーを設けた東京・神保町の「三省堂書店 神田神保町本店」では5日、新刊も並べられました。
購入しに来た人からは「お亡くなりになったのもショック。絶対買わなきゃと」「これが最後かなあと思って娘も大好きなので一緒にじっくり読もうと思います」といった声が聞かれました。
物理学者・湯川学が主人公の「ガリレオ」シリーズは、福山雅治さん主演で映画化もされ、累計1660万部を売り上げた人気作。
シリーズ最新作は「ガリレオ、最後の謎」と銘打たれ、湯川が刑事の草薙とともに「忘れてはいけない記憶」の扉を開けるストーリーです。
ガリレオの他にも「秘密」や「白夜行」など多くの名作を生み出してきた東野さんの訃報は海外でも報じられ、韓国・ソウルの書店で追悼コーナーが設けられるなど、アジア各国で人気の高さがうかがえます。
ガリレオシリーズを翻訳してきたタイの出版社では、訃報の後、注文が約10倍に急増。
最新作のタイ語版も2027年2月ごろの発売を目指し、翻訳作業が進められています。
出版社「DAIFUKU」・アリーン編集長:
(「永遠の記憶」は)ストーリーもサスペンスも衝撃もこれまで以上の完成度だと感じました。東野圭吾先生が伝えたかった思いをそのままタイの読者に届けたいです。
国内外を合わせた推定累計発行部数は1億6800万部以上。
幅広いジャンルと深い心理描写で愛されてきた東野さんの作品は、これからも多くの人に読み継がれていきます。
