連日の暑さの影響で一部の地域では水田の水不足が問題となっています。米どころ長野県飯山市では、コメ農家から生育への影響を心配する声も聞かれ、市が対策に乗り出しました。

(記者リポート)
「飯山市の田んぼです。本来であればこの時期水が張っている必要があるのですが、雨が降らず水がない状態となっています」

飯山市では7月26日に雨が降って以降、まとまった雨が降らず、一部の水田で水不足になっています。

飯山市 柳原地区・高柳茂雄区長会長:
「水がなくて、地面が乾き始めているところ。これから穂が出てくる時期なので、そこに水分がないと、生育に影響が出てくるということが考えられる」

飯山市の7月の降水量は平年値で約155.7ミリ。2026年はその40%ほどの「61.5ミリ」で、少雨が続いています。

飯山市では2025年、記録的な少雨で水田の土がひび割れ、稲が枯れたり、生育が遅れるなどの被害が発生しました。

このため2026年は早めの対策をということで、市は8月5日から散水車による水田への給水を始めました。

飯山市 農業政策課・春日直樹課長:
「渇水の状況は去年に比べればひどくないのですが、水がいかないって田んぼもピンポイントでありますので、予防的な措置として、地元の方から要望のあったところを給水させていただいている」

市では今後の天候や農家からの要望に応じて順次、散水車による給水を行っていく方針です。

また、田畑へのかん水用に、従来から設置している給水所2カ所に加えて、3カ所の臨時給水所を設けるなどの対応も行っています。

今のところの予報では、今後もしばらく晴れの日が続きそうで、関係者は「恵みの雨」を待ち望んでいます。

飯山市 柳原地区・高柳茂雄区長会長:
「一番は雨降ってほしいですよね。天気予報見てもまだ1週間くらいは晴れマーク続いているので、夕立でもいいから少し雨が降ってくれるとみんなホッとするんじゃないか」

まとまった雨は次いつ降るのでしょうか?

岸本慎太郎気象予報士:
「しばらく降らないかもしれません。現在の天気図です。まとまった雨を降らせるのは主に低気圧、前線、そして台風です。現在は、台風13号が本州の南にありますが、この先、西へ進む予想で直接的な影響はなさそうです。また、前線も活動が弱く、影響はない予想です。1週間予報にも傘マークはありません。週末以降は南部を中心ににわか雨がある程度で、まとまった雨にはなりません。この傾向は秋雨前線ができる8月下旬ごろまで続きそうです。北信地方は特ににわか雨も少ないので、水不足にはこの先も注意が必要です。もうしばらくは臨時の対策が必要になりそうです」

長野放送
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