8月5日ついに夏の甲子園が開幕した。福島県からは東日本国際大学附属昌平が初出場。開会式でのはつらつとした表情が印象的だった。2000年の創部以来の悲願、聖地・甲子園に乗り込んだ昌平。チームを一つにしたのはこの花だった。
■ひまわりのように
「一本目~!よっし!」この日も元気な掛け声とともに練習に臨む選手たち。そのグラウンドのすぐ近くに咲き誇るのが「ひまわり」だ。
東日大昌平の峯大珠(みねたいじゅ)主将は「全員が本当に同じ方向を向いて咲いている姿を見て、『自分たちもこうなればいいな』と思って『同じ方向を向こう』っていう意味でひまわりにしました」と話す。
チームのスローガンも「ひまわり」。その姿が表すように、福島大会の決勝では駆けつけた大応援団を背に打線が集中打を見せ学法石川に10対7で勝利。見事に夢の舞台にたどり着いた。
■チームを引っ張る主将は和歌山出身
そんなチームをまとめるのが峯主将だ。福島大会では3番・指名打者として出場。身長167センチと決して大柄ではないが、確実性の高い打撃でチームを引っ張った。
江井康胤監督も「(峯選手は)やっぱり元気がある、チームをポジティブな方向へ持って行ってくれる力があるという風に思って」と主将を評する。
和歌山県出身の峯主将。中学時代、江井監督からの「甲子園出場という同じ目標を持って戦いたい」という言葉に心を動かされ、遠く離れた福島を進学先に選んだ。
「この監督を甲子園に連れていきたい。初の甲子園ていうのも関係があってここの高校に決めました」と語る。
■マウンドにはダブルエース
一方、マウンドを託されるのは最速148キロのストレートが武器の照沼佑崇(てるぬまゆたか)投手と抜群のコントロールを誇る白田夢真(しらたゆま)投手のダブルエースだ。
白田投手は「地元いわきの方々、福島県の方々が明るく喜んでもらえるようなハツラツとしたプレーを展開して、頑張って行きたいと思います」と意気込む。
強い結束と、闘志あふれるプレーで福島大会を制した昌平。甲子園でもひまわりのように大輪の花を咲かせる。
■初戦の相手は北北海道代表・白樺学園
気になる昌平の初戦は、8月8日大会4日目の第2試合で2年ぶり5度目の出場、北北海道代表・白樺学園と戦う。
両チームよく似ている。地方大会では、昌平は6試合で42得点・失点は9。白樺学園は6試合で50得点・失点は7。チーム打率は東日大昌平3割5分8厘、白樺学園3割2分9厘とどちらも「連打で得点を重ねる」攻撃力と「接戦でも勝ち切る」守備力を兼ね備えていると言えそうだ。
果たしてどんな戦いを見せてくれるのか楽しみだ。
