データ提供 PR TIMES
本記事の内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES (release_fujitv@prtimes.co.jp)までご連絡ください。また、製品・サービスなどに関するお問い合わせに関しましては、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。

プレスリリース配信元:株式会社ルーラー

「取得・抽出・理解・引用」の4段階すべてを通過したのは4サービス中1つ──株式会社ルーラー調べ




クラウド型電子カタログ作成サービス「ebook5(イーブック・ファイブ)」を運営する株式会社ルーラー(本社:北海道札幌市、代表取締役:沼博人)は、電子ブック・電子カタログ主要4サービスを対象に、AIがコンテンツを読み取り・引用できるかを検証する「電子カタログAI可読性調査 2026」を実施しました。

ChatGPTやGemini、Perplexity、ClaudeなどのAIアシスタントで情報を探すことが一般化する中、企業が公開する電子カタログが「AIに読めるか」は、これからの顧客接点を左右する新しい課題です。本調査では、各サービスの公開ブックの構造監査と、主要対話型AI4種への同一質問による実挙動テストの両面から、その実態を検証しました。

調査サマリー
電子カタログをAIが引用するには「取得 → 抽出 → 理解 → 引用」の4段階すべての通過が必要。4段階を通過できたのは調査対象4サービス中1サービスのみだった。
あるサービスでは、調査時点で配信ホストのrobots.txtが全クローラーを拒否しており、外部のAI・検索エンジンからは実質的に存在しない状態になっていた。
読めないカタログに対しAIは必ずしも「読めない」と答えるのではなく、内容を創作する/別情報で代用する/誤って帰属させるという3種の挙動が実測された

調査結果1:AI可読性スコア(7項目・35点満点)
各サービスの運営会社が自社で公開している代表的なブック1点を対象に、AIクローラーの受け入れ方針(robots.txt)、HTML自体の情報量、機械可読テキストの提供、テキストと表示の一致、構造化データ、ページ個別URLの存在、ページURLの露出の7項目を同一手順で監査しました。

サービススコア
ebook5 34/35
海外サービスC 16/35
国産サービスA 13/35
国産サービスB 5/35

※本スコアは公開情報から確認できる構造監査(7項目)のみに基づく評価であり、調査結果2の実挙動テストの結果はスコアに含めていません。実挙動テストは、構造上の差が実際のAIの挙動として現れるかを確認する検証として、独立して実施しています。

総合スコア


4段階レーン


多くの電子ブックサービスはページを画像として表示するため、見た目には同じでも、AIやクローラーから見た「読める度合い」には大きな差が存在します。スコアに差が生じた要因は「クローラーの全面拒否」「本文が画像のみ」「テキストが表示紙面と別言語」「引用先となるページURLが提示されない」など、サービスごとに異なりました。

調査結果2:読めないカタログに、AIは何と答えるか
主要対話型AI4種に対し、各ブックのURLを添えて「内容を3行で要約してください」「Nページ目には何が書かれていますか」「Nページ目を直接開けるURLを教えてください」という同一の質問を実施しました。その結果、AIがブックの内容を正しく読み取れない場合の挙動として次の4種が観測されました。なお、一見「読めた」ように見える回答でも、実際にはブック本体ではない別ページの内容で構成されているケースがあり、回答の正誤は実際の紙面と突き合わせて判定しています。


1. 正直に「読めない」と答える
読めなかったケースで最多。ただしこの場合もカタログは会話から退場し、機会損失につながる

2. 創作する
URL文字列の断片から、実在しない企業のカタログ内容を生成した例を確認

3. すり替える
カタログの内容ではなく、Web上にある運営会社のサービス紹介情報で回答を構成

4. 誤って帰属させる
同一ドメイン内にある別ページの内容を「このカタログの内容」として提示

4つの挙動


特に4は、コンテンツ本体との機械的な紐付け(canonical・alternate・構造化データ等)が存在しない場合に起こりやすいと考えられます。この状態では、AIが帰属の判断に使える手がかりはドメインやタイトルの一致といった情報に限られ、AIが実際に何を根拠に同一コンテンツと判断したのかを、外部から確かめることはできません。だからこそ、帰属を機械的に宣言・検証できる「読める」構造を持つことが、こうした取り違えの余地を減らすうえで意味を持ちます。

調査結果3:AIが正しく引用するためにできること──電子カタログの4条件
本調査から、プラットフォームを問わず適用できる普遍的なチェックリストが導かれます。
条件1:入口が開いている ── robots.txtがAIクローラーの巡回を許可していること
条件2:表示と一致するテキスト ── 紙面と同じ言語・同じ内容の機械可読テキストが提供されていること
条件3:構造化されている ── 見出し・メタ情報・構造化データで「何のどのページか」を判別できること
条件4:引用先URLの明記 ── 各ページを直接開けるURLが、テキストとして本文中に書かれていること

4つの条件

なお、これら4条件はAIに引用される可能性を高めるための設計要件であり、充足すればあらゆるAIが常に正確に引用することを保証するものではありません。AIの回答はモデルやバージョン、検索インデックスの状態、その時々の取得成否によって変動し、本調査でも全条件を満たすブックに対してAIが取得に失敗するケースが観測されています。

調査の背景とebook5の取り組み
ebook5は2026年6月の公式サイト全面リニューアルとあわせて、「AIフレンドリー」を柱とした配信設計を進めています。ブック本文やタイトル情報をHTML(静的テキスト)とMarkdownの2形式で機械可読提供し、各ページを直接開けるURLを本文中に明記、AIクローラーを歓迎するrobots.txt・llms.txtを両配信ドメインに整備しました。実挙動テストでは、AIが質問への回答の中でebook5のページ個別URL(?page=N形式)を自発的に案内する事例も確認されています。
電子カタログは「読まれること」で価値を生むメディアです。当社は、顧客の公開したカタログが検索エンジンからもAIからも正しく発見・引用される状態を、サービスの基本性能として提供してまいります。

発表までの経緯
本調査(7月16日~17日)の実施後、当社は調査で用いた検証手法を自社サービスにも適用し、一部クローラーに対するテキスト提供に不具合があることを検出しました(本調査のスコア・実挙動テスト結果には影響しません)。7月27日に修正を本番環境へ反映し、8月3日に調査時と同一の手順で追試を実施、調査対象AIすべてで本文テキストの取得・抽出が機能していることを確認したうえで本発表に至っています。一部のAIの回答には特定ページの説明や引用URL形式の揺らぎが残りますが、これは本文に記載のとおり、AIの回答が変動し得る範囲のものと考えられます。検出から追試までの測定記録は、調査レポート本文で開示しています。

調査概要
調査名:電子カタログAI可読性調査 2026
調査主体:株式会社ルーラー(当社調べ)
調査時期:2026年7月16日~17日
調査対象:電子ブック・電子カタログ主要4サービス(当社を含む)において、各サービスの運営会社が自社で公開している代表的なブック各1点
調査方法:(1) 公開URL・公開アセットの範囲で同一手順による構造監査(7項目) (2) 主要対話型AI4種に対する同一質問文(3行要約/特定ページの内容/特定ページを開くURL)での実挙動テスト(新規チャット・検証専用環境で実施)
調査方法の詳細:(監査項目の定義・判定基準・評価訂正の経緯を含む全文)は、当社運営メディア「デジカタジャーナル」の調査レポートで公開しています:https://www.ebook5.net/journal/column/ai_report.html
備考:
※調査対象は、国内外で広く利用されている電子ブック作成サービスから当社が選定した4サービス(当社を含む)です。他社サービス名は公表していません。スコアは各サービスが自社で公開している代表ブック各1点の測定値であり、各サービス全体やすべてのブックの評価を示すものではありません。
※本調査は各サービスの優劣ではなく、設計思想の違いを示すものです。閲覧制限等のクローズドな配布に最適化された設計では、AI・検索からの発見性が制限される場合があります。
※調査過程の追加検証により1サービスの評価を上方修正しており、その旨を測定記録に開示しています。

会社概要
会社名:株式会社ルーラー(Luler Inc.)
所在地:北海道札幌市
代表者:代表取締役 沼博人
事業内容:クラウド型電子カタログ作成サービス「ebook5」の開発・運営
サービスサイト:https://www.ebook5.net/
実績:累計開設アカウント数 58,000以上/累計作成ブック数 260,000以上(2026年時点)
本件に関するお問い合わせ:https://www.ebook5.net/cs/form/input

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

PR TIMES
PR TIMES