夏休みの期間に起きた今回の熊本地震。旅行中に地震にあったという岐阜県の女性に話を聞きました。一方、東海3県の観光地でも、災害への備えを進めています。
■突然の地震…旅先で”不安な一夜”
熊本空港で被災した女性:
「今までに体感したことがない激しい揺れ。カウンターで待っている列が、どこもあふれていた」

熊本空港で地震にあった岐阜県の50代の女性。2泊3日の旅行を終え、熊本空港から中部国際空港に飛び立つ直前でしたが、フライトはキャンセルとなりました。
熊本空港で被災した女性:
「どうやってこの一晩を過ごせばいいんだろうと。ホテルもいろいろ調べたんですけど、空いていない。ただただ不安」

市街地に戻った後、一時避難場所として開放されていた熊本城ホールで休むことができたと言いますが、思わぬ旅先での被災で不安な一夜を過ごしました。
■「観光のまち」で進む帰宅困難者への対策
8月1日と2日に、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまも訪問された三重県伊勢市。夏休みは家族連れなど多くの人で賑わいますが、観光客を受け入れる側の地元でも対策を進めています。
伊勢市危機管理課の課長:
「令和8年3月に『宇治の防災倉庫』ということで、観光客の帰宅困難者対策と地元のものを入れて、整備しました」

市が今年3月、内宮近くの市営駐車場の一角につくった防災倉庫。広さはおよそ200平方m。内宮周辺で帰宅困難になると推定した5千人の1日分の飲料水や非常食、簡易トイレなどのほか、一夜を過ごすためのテントやベッドが置かれています。
屋根には太陽光パネルも取り付けられ、スマホなどの充電もできるようになっています。
伊勢市危機管理課の課長:
「伊勢市は観光のまちですので、避難をする際には市民と観光客が分け隔てなく」
実際に大地震に見舞われたとき、観光客を安全に誘導するための準備も。
伊勢おはらい町会議の会長:
「インバウンドもいますので英語表記だったり、オレンジの世界的にも危機管理の色ということで、ビブスを着て誘導する」

おかげ横丁などを含む門前町「おはらい町」では、各店舗や住民に避難誘導のための旗やビブスを100組ほど配っていて、定期的に訓練もしているといいます。

伊勢おはらい町会議の会長:
「お伊勢参りは、お家に帰って神棚にお札を納めていただくのがお伊勢参りと私たちも聞いておりますので、同じように、被災されても無事にお帰りいただくという、私たちのお迎えの気持ちがお伝えできるような災害対策になれば」

