シリーズでお伝えしている「みやぶれ詐欺」。
きっかけとなる怪しい電話をブロックするアプリを活用しようと、警察と保険会社が動き始めている。
根室警察署と大手生命保険会社4社「詐欺撲滅」でタッグ
7月29日に行われた「詐欺撲滅の共同宣言式」。
根室警察署と大手生命保険会社4社が、特殊詐欺を未然に防ごうと手を組んだ。

犯行に利用された電話の7割が“国際電話”―詐欺対策アプリで被害を防ぐ
特殊詐欺のきっかけになるのが「電話」。
警察庁のまとめでは2024年、犯行に利用された電話の7割が国際電話だった。

この国際電話や詐欺の犯行に使われたことがある番号を、警察庁推奨のアプリを活用してブロックしたり、警告を表示したりすることで詐欺被害を防ごうというものだ。

保険外交員の協力を得て高齢者に“声かけ支援”
スマホの扱いに慣れていない高齢者へ効果的に伝える方法として考え出したのが…。
「“声かけ支援”を警察と一体となって取り組んでいくことが効果的だと考えている」(根室警察署 古村英範署長)
「おはようございます」(保険外交員)
保険外交員の協力を得て高齢者に伝えようというものだ。

保険外交員の杉本美穂さん。
20年ほど付き合いがある顧客の家を訪ね、詐欺防止アプリを案内した。
「詐欺っぽい電話がかかってきた時点でブロックしてくれるアプリです」(明治安田生命保険 釧路支社 杉本美穂さん)
高齢者にとって、詐欺は決して人ごとではない。
「知人は電話が来て地方にいる”おいの声”に似ていたらしい。それでお金を振り込んでしまったみたい」「投資の電話は来ます。夫は『そんなにいい話ならあなたが入れば』と」「私は知らない人だし『失礼します』と、電話を切るようにしていますけど」(80歳の女性)
きっかけとなる電話をブロックできる対策アプリ、外交員のサポートで無事インストールができた。

「日頃親しくしている外交員さんだったら信用できるしいいと思う」(80歳の女性)

「お客様をどのように守っていくかは私たちの務めかなとも思っているので、1人でも多くの詐欺被害者を減らせるものになるのかなと思っている」(杉本さん)
北海道内での特殊詐欺被害は2026年、すでに26億円を超えていて、過去最悪を更新している。
保険会社の協力も得て、詐欺被害防止の取り組みが続く。
警察庁が推奨している詐欺防止アプリ
警察庁が推奨しているアプリは「詐欺対策 byNTTタウンページ」と「詐欺バスターLite」の2つ。

iPhoneとAndroidで一部機能は異なるが、国際電話や特殊詐欺など犯行に使われた番号からの発信と着信をブロックしてくれる。
その他、防犯情報のお知らせ機能などが備えられている。「詐欺対策アプリ」で検索して、インストールしてほしい。
困ったときの相談先として、警察相談専用電話「#9110」もある。困ったときは家族や警察、身の回りの人に相談するようにしてほしい。
