7月26日は土用の丑の日です。今年は、スーパーで去年より安いうなぎが増える一方、仕入れ値が下がっても料理の価格を下げられない店もあります。
 
同じうなぎなのに、なぜ違うのか。値札の裏側を取材しました。

全国で始まったウナギ商戦。福井市のイオン「そよら福井店」でも、土用の丑の日を前に、売り場の準備が進んでいます。
 
本格的にサイズや価格帯を増やして販売するのは24日から。イオンでは鹿児島県産の蒲焼きを去年より500円安い価格で販売します。

また、特大サイズ以上のうなぎを、全国で過去最多の12万尾用意します。
 
買い物客は「ウナギは高いイメージしかない。安くなるなら食べたい」と話します。

そよら福井店の店長は「去年、シラスウナギが豊漁で、供給が多くできるので去年よりもお値打ちになっている」と話します。
  
シラスウナギは、養殖に使われるウナギの稚魚です。去年、シラスウナギが豊漁となり、今年、市場に出るうなぎも増えました。
 
6月の平均卸売価格は、去年より27%下落。このためイオンでは24日から、その値下がりを反映した商品が増えます。

福井市のうなぎ専門店「昼だけうなぎ屋安田店」の看板メニューの一つが、うなぎを丸ごと2尾使った、その名も「富士うな丼」です。
 
田丸萌夕希アナウンサー:
「身がふっくらしていて、すごく香ばしさも感じられてうなぎの旨味と脂が口いっぱいに広がります」

ウナギが山のように盛られた、見た目にも豪快な一杯ですが、その裏で、店は値下げできないことに頭を悩ませています。
 
店長によると「去年と比べて5%ほど仕入れ価格は下がっている」といいますが、それでも、うな重の価格は据え置きです。
 
「コメがこれまでより10キロで3000円ほど値上がりしているのが一番の要因。人件費も最低賃金が上がった兼ね合いで去年よりも3%ほど上がっているのも大きい事情」
 
ウナギ以外にかかる費用は、高いまま。仕入れ値が下がった分を、コメや人件費、テイクアウト用の容器代などの上昇がのみ込んでいます。
  
「気温が高く、外で待たないといけないのでテイクアウトで涼しい環境で食べたい人が多い。ウナギの価格が下がっている分、値段に還元はしたいが容器やコメ代で値段は据え置きのままにしている」
 
スーパーでは、安さが値札に届く一方で、専門店では、コメや人件費の値上がりに阻まれていました。

福井テレビ
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