青森県で震度6強を観測した地震で、合わせて11人がけがをしました。
通勤時間帯の発生で東京都内でも新幹線が止まるなどして混乱が生じました。
震度6弱を観測した青森・八戸市のスーパーのカメラが捉えた映像には地震が襲った瞬間に商品が次々と落下する様子が映っていました。
別角度からの映像では、酒瓶が床にたたきつけられて割れ、落ちた商品で通路が埋め尽くされる様子も映っていました。
地震の後のスーパーの入り口には「本日は地震のため休業いたします」と張り紙があり、休業を知らずにスーパーに訪れたお客さんは「今までで一番強かったような気がする。横揺れが長かった感じだった」と話します。
25日午前7時半ごろ、岩手県沖を震源としたマグニチュード7.2の地震が発生。
青森・階上町で震度6強を観測し、図書館の壁に亀裂が入りました。
ウミネコの繁殖地で有名な八戸市の観光地「蕪嶋神社」では、地震が発生した瞬間、無数のウミネコが空を舞いました。
当時の状況について八戸市民からは「縦からの横、ドーンと突き上げるような感じ」「地鳴りみたいな音がした。これまでにない地震だなと」などの声が聞かれました。
また、岩手・盛岡市で震度5強を観測した岩手県では、軽米町にある自動車販売店の大きな4枚のガラスが地震で崩れ落ちました。
ホンダカーズ北岩手 軽米店・増尾真紀子常務:
驚き。ここまですごい被害があるとは全く思っていなかった。想像以上に驚いた。
また、岩手県によりますと盛岡市ではエレベーターが緊急停止し、小学生1人が中に閉じ込められ、約50分後、消防に救助されたということです。
この地震で、青森県で9人、岩手県で2人がけがをしています。
交通機関にも大きな影響がありました。
東北新幹線と山形新幹線が一時運転を見合わせたため、東京駅も大混雑し、多くの人が立ち往生した新幹線の改札口付近では乗客が駅員に運行状況を確認していました。
東京駅では地震発生から5時間ほどたった正午ごろにも、午前中の便がまだ出発していない状況で、東北方面に向かう新幹線は2時間以上遅れていました。
東京駅のみどりの窓口には、行き先や時間を変更するための列ができていました。
青森旅行の予定を急きょ変更したという女性は「地震と聞いて『えーっ!』と思って、復旧しそうもないので早々と(青森の)宿をキャンセル。ただ、行く気満々だったので熱海にこれから行ってくる」と話しました。
東北新幹線などは午後2時前までに全線で運転を再開しましたが、大幅な遅れや運休が出ているため注意が必要です。
