6月17日、北海道函館港に寄港していた気象庁の海洋気象観測船「啓風丸」の報道陣向け見学会が行われました。

 啓風丸は気象庁が2隻保有する海洋気象観測船の一つで、北西太平洋と日本周辺海域で海洋と気候変動との関係を調査しているほか、線状降水帯の予測に重要な水蒸気の量などを観測しています。


 船には、海面から6000メートルの深さまでの水圧や水温、塩分のデータを収集する観測器や高度約30キロまでの風、気温、湿度などを観測するラジオゾンデの打ち上げ装置などが搭載されていて、海洋や大気から気候変動の研究に必要なデータなどを収集しています。


 所狭しと並ぶ精密な観測機器の数々は、まさに「動く気象台」そのものです。

 また、線状降水帯による豪雨の予測精度向上に向け、GPS衛星の電波を利用して大気中の水蒸気量を10分ごとに観測する「GNSS水蒸気観測」を行っています。


 気象庁大気海洋部の北川隆洋さんは、「地域に住まわれる方の安心安全につながるように、予報精度の向上に貢献できればと考えています」と意気込んでいます。

 啓風丸は函館港を出港後、東京に寄港したのち、線状降水帯の予測精度向上のため、海上での水蒸気観測に従事するということです。

北海道文化放送
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