福島第一原発2号機で進む核燃料の取り出しや燃料デブリの採取に向けた準備。原子力規制委員会の山中委員長が現地を視察し、「順調に進んでいる」と評価した。

原子力規制委員会の山中伸介委員長は、6月18日福島第一原発を訪れ、燃料デブリの大規模取り出しが計画される3号機の原子炉建屋を視察。また、2号機で6月から始まった使用済み燃料プールからの核燃料の取り出しや2026年夏以降に予定される大型のロボットを使った燃料デブリの採取について説明を受けたということだ。

山中委員長は「比較的この数年は大きなトラブルがなく作業が順調に進んでいる」と評価したうえで、今後についての課題を次のように話した。「建屋外の色んな廃棄物の分類と安全な保管ということをしっかりと進めていただきたいと。そういう環境整備をきっちりとやっていただくことで、大規模な本格的なデブリ取り出しに向けて、安全に作業が進むかなという風な考えでございます」

福島第一原発では、2031年までにすべての原子炉建屋から使用済み核燃料の取り出しを完了させることを目指しているが、燃料デブリの取り出しをめぐっては完了までの詳しい道筋は示されていない。

■廃炉の進捗状況
廃炉をめぐっては、まもなく開始から3年となる処理水の放出も続いている。
6月1日から始まった放出は、警報の発生などによってあわせて30時間ほど停止し、予定よりも1日遅れて完了する見通し。
一方で、事故直後に汚染された水をためていた「旧式のタンク」は、11年にわたる解体作業が6月15日に完了した。
2051年までの廃炉完了に向けて、安全かつ着実な作業が求められている。

福島テレビ
福島テレビ

福島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。