大分県九重町で17日に起きた土砂崩れでは住宅1棟が全壊し、住民の女性が巻き込まれ骨を折る大けがをしました。
土砂崩れが起きた現場周辺ではこの1週間、雨は観測されていません。原因の調査はこれから本格化しますが専門家は二次災害への備えが必要と指摘します。
突然起きた今回の土砂崩れ。
発生直後に現場を訪れた九重町の日野町長は…。
◆日野町長(17日)
「かなり上から土砂が落ちている。
(Q雨降っていないですよね?)
「降っていない」
また近くの住民も…。
◆近くの住民
「雨も降らない、風も吹かないのが何日も続いていて何が原因かはっきりしない」
現場周辺では17日までの1週間、雨は観測されていません。
こうした状況で発生した土砂崩れについて現場を訪れた大分大学減災センターの鶴成悦久教授に聞きました。
◆大分大学減災センター鶴成悦久教授
「土砂が流動化している。崩れる前の段階の中ではおそら く多くの水が含まれる段階にあったんだろうということは大いに推測できる」
崩れた部分には農業用の水路が通っていたといいますが土砂災害との因果関係は詳しい調査が必要としています。
一方、2018年には中津市耶馬渓町で今回と同じように、雨が降っていないにも関わらず土砂崩れが発生し6人が亡くなりました。
この時の原因については県が設置した委員会が「地下水が集まりやすい場所で地盤の強度が低下した事などが考えられる」と結論付けています。
今回の原因の調査についてはこれから本格化しますが、鶴成教授は2次災害への注意と対策が必要と指摘します。
◆大分大学減災センター鶴成悦久教授
「これから二次災害の恐れもある梅雨時期にもなっているので一旦崩壊したところのさらにその横が不安定さを持っている。そういったところが崩壊しないように県も一生懸命対策を練っていく形になる」
