愛媛県松山市の出版会社で、業務を委託するときに取引条件を書面で明示しなかったなど85人にフリーランス法違反があったとして、公正取引委員会は18日に再発防止を求める勧告を行いました。フリーランス法違反の勧告は四国で初めてです。
勧告を受けたのは、松山市の出版社「エス・ピー・シー」です。
公正取引委員会によりますと、「エス・ピー・シー」は雑誌やパンフレットなどの製作をフリーランスに委託。2024年11月から去年7月末にかけ、フリーのカメラマンやデザイナーなど85人に対し、報酬額や支払期日などの取引条件を書面などで明示していなかったり、期日までに報酬を支払っていなかったりしたほか、振込手数料を報酬の額から差し引いたとしています。
フリーランス法違反の勧告は四国で初めて。発注担当者に法令対応への措置が浸透していなかったことが原因とみられ、「発注書の作成が手間」などとして口頭で発注していたということです。
勧告では、法律に対応した業務委託契約を結ぶことや、管理システムの導入などを求めていて、「エス・ピー・シー」はすでに対応したとしてしています。また役員や従業員にコンプライアンス研修などを行い、再発防止に努めるということです。
「エス・ピー・シー」はタウン情報誌「まつやま」などを出版しています。
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