G7の首脳がイランなどについて声明を発表しました。
声明ではアメリカとイランの覚書について、「トランプ大統領の強力なリーダーシップの下で合意したことを歓迎する」とした上で、「イランの核兵器保有を防ぐ歴史的機会を提供した」と評価しました。
この声明を読む限り、トランプ大統領と各国首脳が結束しているようにもうつりますが実際はどうなのでしょうか。
フランス・エビアンからFNNワシントン支局・林英美記者が中継でお伝えします。
今回のサミットでは各国の首脳がトランプ大統領に様々な配慮をする様子がみられました。
16日には、これまでしばしばトランプ大統領と対立することもあったドイツのメルツ首相が、トランプ大統領に歩み寄り、名前入りのサッカー・ドイツ代表のユニホームをプレゼントする一幕がありました。
先ほどの首脳声明でも「トランプ大統領の強力なリーダーシップによりイランとの合意が成立した」と、名前まで持ちだしトランプ大統領を褒めたたえています。
これまでトランプ大統領と対立する局面も多かったヨーロッパ各国の首脳たちが、イラン問題という難しい局面を打開するため、関係修復に苦慮している様子が垣間見れました。
17日のサミット終了後、フランスのマクロン大統領はトランプ大統領をベルサイユ宮殿に招き夕食会を開く予定で、現時点では大きな対立もなくトランプ大統領との融和が演出できていると言えます。
一方でアメリカとイランによる調印式は19日金曜ですが、イランがアメリカの求める核放棄に応じるかは不透明です。
イランとの核交渉についてはヨーロッパ各国も長年関与してきましたが、トランプ大統領が主導する今回の枠組みにはいわば「蚊帳の外」で、今後具体的な議論が進む中で、トランプ大統領と各国の亀裂が生じることも懸念されます。
