絶滅危惧種の渡り鳥、コアジサシが今年も佐賀市の浄水場跡地で子育てに励んでいます。早ければ7月頭には巣立つ予定です。

【吉冨綾花】
「諸富町の浄水場跡地です。地元の小学生たちが熱心に観察しているのは・・・絶滅危惧種にも指定されているコアジサシです。コアジサシは鳴き声を上げながら元気に飛び回っています」

4月ごろに日本に渡ってくるカモメ科の渡り鳥コアジサシ。
絶滅危惧種に指定されていて5年前から佐賀市諸富町の浄水場跡地で巣を作り繁殖しています。
こちらは羽とクチバシを広げて何やら上空にアピールするコアジサシの親子。
ヒナは親が持ってきたエサをパクリ。
今年はすでに16羽のヒナが誕生していて子育てをしています。
去年佐賀からから巣立ったコアジサシは119羽。
全国の約半数を占めています。
野鳥の会は子供たちに地元の自然に親しんでもらおうとヒナを見ることができる時期に合わせて毎年観察会を開いていて諸富北小学校の3年生42人が興味深そうに双眼鏡を覗いていました。

【参加した児童】
「コアジサシの赤ちゃんがレンガのところに集まっててめっちゃかわいかった」
「(ヒナは)ちっちゃかった。歩いたりしてた」
「コアジサシのおうちがどんどんなくなっているからこういう場所があっていいと思った」

【日本野鳥の会佐賀県支部 宮原明幸支部長】
「本物を見て感動してくれる、その感動が彼らの中で環境を守らないといけないとか自然を大切にしないといけないとかそういう気持ちにつながるんじゃないかという淡い期待をもってがんばっています」

このコアジサシですが絶滅危惧種の中でもこれまで絶滅危惧類2だったのが、今年5月に絶滅危惧1B類と、ひとつランクが上がりました。
コアジサシは、今年佐賀に約110羽が飛来しています。
ヘビの侵入で一時は巣の数が減ったものの、見守りの成果もあり現在は40の巣と16羽のヒナが確認されています。
順調にいけば7月上旬から中旬ごろまでに約90羽が巣立ちニュージーランドやオーストラリアに向けて渡っていく予定です。
コアジサシ、だれでも観察することはできますが、大きな音をたてたり触ろうとしたりはせず、静かに見守りましょう。

サガテレビ
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