岡山県吉備中央町の浄水場から高濃度の有機フッ素化合物・PFASが検出された問題で、環境省が行った濃度を低減させる技術の実証事業の結果が6月5日に公表されました。委託した4社全てで99%以上の低減効果が認められたということです。

この問題は3年前、吉備中央町の円城浄水場から有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFASが国の暫定目標値を超えて検出されたものです。

実証事業はPFASの濃度の低減方法を検証するために環境省が2025年8月から2026年2月にかけて行ったもので、PFAS汚染の原因となった使用済みの活性炭が置かれていた場所のうち、比較的濃度が高かった土が使われました。

実施業者として選ばれた大阪市の建設会社「鴻池組」など4つの会社が850℃~1000℃の高温でPFASを熱分解したり、土を細かく分けて洗浄するなどした結果、4つの会社全てでPFASはほぼ検出されず、99%以上の低減効果が認められたということです。

環境省によるPFAS濃度の低減技術の実証事業は国内で初めてで、今回の低減方法で土壌を浄化すると巨額の事業費が必要になるため今後は、実用化に向けてコストを抑える方法を検討する必要があるとしています。

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。