サクラやモモなどの木を食い荒らす特定外来生物のカミキリムシが岡山・香川でも6月以降、相次いで確認されています。被害拡大を防ぐ講習会が8月5日、小豆島で開かれました。

こちらは小豆島町で被害を受けた木です。食い荒らされた木からはフンと木くずが混ざった「フラス」を大量に排出するのが特徴です。

(講習会の参加者)
「モモ農家は木が枯れたら商売ができなくなる。対策をしないといけない」
「とにかく産卵数が多い初期の段階から抑えたい」

繁殖力が強く、継続した対策が求められる「クビアカツヤカミキリ」。全長約2.5センチから4センチで、サクラやモモなどバラ科の木に卵を産み付け、幼虫が木の内部から食い荒らす特定外来生物です。

これまでに全国20の都府県で被害が確認されていて、香川、岡山では6月以降、相次いで確認されました。政府は7月末に対策本部を設置するなど警戒を強めています。

(鈴木憲和農水大臣)
「わが国の農業やサクラなどの文化を守るため、クビアカツヤカミキリの対策にしっかり取り組みたい」

講習会は被害の拡大を防ごうと香川県が開いたもので、樹木医や県や町の関係者らが出席しました。環境カウンセラーの宗實久義さんが、早い対策と、対策の継続がポイントと説明しました。その上で、クビアカツヤカミキリは約500個から1000個の卵を産み、繁殖力が強いことなどを説明しました。

どうすれば木を守れるのか。参加者が実際に木にネットを張る作業も体験しました。ネットを張っても異常がないか定期的に確認し、幼虫を捕まえ、殺処分することや、薬剤の散布なども必要ということです。

(講師 宗實久義さん)
「一番大事なのは早期発見。多くの目で「フラス」を見つける」

群馬県では2015年に初めて確認されましたが、県内の館林市ではその4年後から毎年1000本以上のサクラの被害が出ているという、クビアカツヤカミキリ。被害の拡大を防ぐためにも早めの対策が求められます。

岡山放送
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