2002年、津山市で主婦が連れ去られ、行方不明になった事件の発生から6月3日で24年、警察は3日、情報提供を呼びかけました。残された夫はいまも事件の解決を望んでいます。
「事件、ご存じですか。高橋妙子さんが行方不明になってから24年になるが見つかっていない。情報があったら教えてほしい」
警察は3日、津山市内の2カ所でチラシの入ったティッシュを配り情報の提供を呼びかけました。チラシには妙子さんの顔写真と、容疑者が乗っていた車が印刷されています。
事件が起きたのは2002年6月3日、主婦の高橋妙子さんが津山市の自宅から連れ去られました。連れ去られた後、夫にかけた電話の音声が残されています。
「もしもし妙子ですけど、身の危険はないから心配しないでください」
「どうしたん?」
「車でぐるぐる連れまわされて、いまちょっとどこまで行っているかよく分からないけど多分岡山ぐらいだと思います」
「連れまわされとん?誰に」
「警察に言わないでください」
その後、夫の口座から現金約700万円が引き出されましたが、関与した男女はその後、自殺しているのが見つかり妙子さんの行方を知る手掛かりを失いました。
警察は妙子さんの発見を最重点に、現在も24人の態勢で捜査を続けていますが、この1年に寄せられた情報は8件で事件の風化が懸念されています。
夫の幸夫さんは83歳、事件の解決を望んでいます。
(高橋幸夫さん)
「24年という年月で忘れ去られてしまっている。妙子が僕の元に返ってきてくれてちゃんとした弔いをしてやりたいというのが一番の今の願い、それしかない。生きて帰ることはないだろうから。僕の妻なんだから僕がちゃんと迎え入れてやりたい」
警察は事件の全容解明を進めるために、どんな些細な情報でも構わないので提供してほしいと呼びかけています。