中国・上海の日本料理店で、日本人を含む3人が刃物で切りつけられる事件が発生した。現場は日本企業も多く入る商業ビルで、事件当時は、ランチタイムの飲食店がにぎわう時間帯だった。犯行直後の様子も明らかになり、突然の凶行に周辺で働く人々の間に不安が広がっている。事件の背景や動機の解明が求められている。

上海の日本料理店で“切りつけ”日本人含む3人負傷

中国・上海の日本料理店で、日本人を含む3人が切りつけられた事件。
犯行直後の現場の様子が明らかになった。

床に座り込んだ被害者とみられる男性
床に座り込んだ被害者とみられる男性
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切りつけ事件発生直後の現場周辺を捉えた映像では、2人の男性の近くの床に被害者とみられる男性が座り込んでいる様子が確認できる。

現場は、中国・上海市の金融街にある商業ビル。
高さ492メートルの地上101階建てで、ホテルや商業施設のほか、複数の日本企業が入り、多くの日本人が働く場所だ。

現場となった店は3階にあり、犯行時刻のお昼過ぎはランチタイムで、このビルで働く日本人でもにぎわっている時間帯だ。

事件が起きたのは、現地時間の19日正午過ぎ。
59歳の中国人の男が日本料理店に押し入り、果物ナイフで3人を切りつけた。

上海の日本総領事館などによると、被害者は日本人男性2人と中国人女性1人。
日本人2人の命に別条はないとしている。

現場周辺で働く人からは「少し心配。私も結構このあたりを通るから」「心配はない。偶発的な事件でしょう」との声が聞かれた。

現場に居合わせた日本人によると、男は犯行後ぐったりと椅子に座り込んでいて、落ち着きのない様子で自分の体をさするなどしていたといい、警察が到着するまでの間、暴れたり叫んだりすることはなかったということだ。

地元の警察当局は、事件の動機について明らかにしていませんが、男には精神疾患の治療歴があるとしている。

負傷の日本人2人は森ビル社員

一方、森ビルは、中国・上海の日本料理店で切り付けられ、負傷した3人のうち2人は社員だと明らかにした。

森ビル・辻慎吾社長:
当社の社員2名を含む3名が負傷いたしました。誠に痛ましい事件であり、被害に遭われた方には心よりお見舞いを申し上げるとともに1日も早いご回復を願っております。

森ビルの辻社長は20日、社長交代の会見の場で、被害に遭った日本人2人が森ビルの社員であることを明らかにした。

現場は森ビルが運営を行う超高層ビルで、日系企業も多く入居している。
(「イット!」5月20日放送より)

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