商業や文化の中心地として知られる、東京・豊島区の池袋。
そんな池袋駅周辺で今、ある異変が起きています。
住宅街のあちらこちらに放置されていたのは、スーツケースです。
「これは粗大ゴミです」というシールが貼られたものや、ごみ出しのルールを伝える、多言語で書かれた看板付近に放置されているものまで。
さらに大通り沿いにも、2つのスーツケースが重なり合う形で無造作に捨てられていました。
今回の取材中、池袋駅の北側だけで9個もの“放置スーツケース”を発見しました。
近隣住民も「結構落ちていますよ。昔、家に捨てられていたんですよ、スーツケース。その中にカメラなどが入ってて、交番に届けて結局(持ち主が)出てこなかった」「これこれこれ。こんな壊れてもないのに。これもう2カ月か3カ月たつのかな」と話すなど、困り顔です。
“放置スーツケース”をよく目にするという女性は、その特徴について「なんか日本製じゃないやつ。なんだかよくわかんないみたいな。それは捨ててある。そこに民泊があるんだけど」と話します。
多いのは、民泊利用者のものらしき外国製のスーツケース。
旅先の日本で荷物が増え、スーツケースを買い替えたことなどから放置されたとみられています。
同様のケースは、空の玄関・羽田空港の国際線ターミナルでも相次いでいます。
館内アナウンス:
最近、空港内でスーツケースの不法投棄が相次いでいます。必ずご自身でお持ち帰りください。
空港内では英語や中国語など、さまざまな言語でスーツケースの放置を控えるように求める放送が流れていました。
こうした中、放置されたスーツケースを再利用する動きも出始めています。
池袋にあるスーツケース修理の専門店では、ホテルなどに放置されたスーツケースをこれまでに全国20店舗で1000個ほど引き取り、修理・販売する事業を展開しています。
店舗ではスーツケースの買い取りも行っていて、外国人観光客の利用も徐々に増えてきているといいます。
マイ・スーツケース 池袋駅前店・市村修一郎さん:
全国的に放置問題が発生していると認識しています。我々も各自治体と連携できるよう、より強化を進めていきますので、問題解決できるように尽力したい。