京都・南丹市で3週間を超える捜索の末、遺体で見つかった11歳の安達結希さん。
死体遺棄容疑で逮捕された父親が、殺害についても関与を認めていることが分かりました。
京都・南丹市で行方不明になっていた、11歳の安達結希さんの遺体が見つかった事件。
遺体を遺棄した疑いで逮捕されたのは、結希さんと同居していた父親の安達優季容疑者(37)でした。
捜査関係者によりますと、安達容疑者は結希さんの殺害についても認めていることが分かりました。
安達容疑者:
南丹市で殺害して、その後遺体を山林に移動した。
警察によりますと、安達容疑者は結希さんの戸籍上の養父だということです。
15日の午前7時半ごろ、背中を丸めうつむき加減で歩き、警察車両に乗り込んだ安達容疑者。
やや長めの髪と口元のマスクで上空からは表情をうかがい知ることはできませんでしたが…。
こちらのカメラでは玄関から一瞬眼鏡をかけた顔をのぞかせましたが、カメラに気付いたのか顔をそむけてしまいました。
安達容疑者について職場関係者によると「明るい性格でよく笑う人。社内での評価は良かった」との声がある一方、近所の人からは「結希さんと一緒にいるところを見たことがない」との話も出ています。
息子である結希さんを殺害したと供述しているという安達容疑者は、一体どのような人物なのか、小学校と中学校時代を知る人に話を聞くことができました。
安達容疑者の小中学校時代の同級生:
すごくおとなしい真面目な印象。おじいちゃんとおばあちゃんとお兄ちゃん4人で生活していた。おばあちゃんと生活していたから、おばあちゃんの子と思ってた。
おばあちゃん子でおとなしく、真面目な印象だったという安達容疑者。
周囲からは信頼されていたといい、中学時代には…。
安達容疑者の小中学校時代の同級生:
生徒会長をしてはったっていう印象があります。(Q.周りから信用されていた?)そうですね。なんかみんなの意見を採用するのが上手だったと思います。
生徒会長も務めた安達容疑者の逮捕に衝撃を受けたといいます。
同級生は「びっくりです。中学校以来、ほとんど連絡もとってないし、久々に聞いた名前が容疑者になっているし、逮捕になっているしびっくりです。まさかでした」と話しました。
また、別の知人も「結構うちに遊びに来てたし信頼もあったし、まさかまさかという感じ。絶対間違いでありますようにって」と、安達容疑者の逮捕をまさかと思ったと話します。
一方で小学校時代に衝動的に怒りをあらわにした様子があったことを明かしました。
安達容疑者の小中学校時代を知る人:
おばあちゃんに育てられたから、そのことを言われたのか分からないけど、自分に腹が立ったっていうか、どこにもぶつけるところがなく、机か椅子をガタン!って、誰に向けてじゃなくてドーンとしたのは、今思えば印象に残っている。だから誰かを傷つけるとか誰かに向かってではなく、もう自分の気持ちを抑えられなくて机か椅子に当たったというのは2回くらいあったって。
家庭環境を巡る周囲からの発言に対し、誰に向けるでなく怒りをあらわす姿があったという安達容疑者。
その後は予定していた成人式に安達容疑者が参加しなかったため、それ以来姿を見ていないといいます。
警察の調べに対し、「私のやったことに間違いありません」と容疑を認めている安達容疑者。
京都府警は16日、死体遺棄事件として南丹署に捜査本部を設置し記者会見を行いました。
京都府警・捜査一課長:
本日午前0時32分、死体遺棄事件の被疑者として、安達優季37歳男性を通常逮捕するとともに。
安達容疑者は3月23日の朝から4月13日の夕方ごろまでの間に、市内の山林などに結希さんの遺体を運び込み遺棄した疑いが持たれています。
3月23日の午前8時ごろ、安達容疑者の車で小学校付近まで送り届けられたあと登校せず、行方が分からなくなったとされている結希さん。
捜査本部は、安達容疑者の車が学校近くまで行ったのは確認できているとした一方、その車に結希さんが乗っていたかどうかについては「差し控える」と回答しました。
また、結希さんについては23日朝の生存確認は取れていることも明らかにしました。
また、安達容疑者が遺体をある場所から他の場所へと複数箇所にわたって移したとみられることが分かりました。
また、共犯の人物がいるのかについては「いない」と供述しているということです。
結希さんの行方が分からなくなった3月23日、学校から「登校していない」との連絡を受け警察に通報をしたのは安達容疑者でした。
しかし、その際のやり取りで安達容疑者が捜査線上に浮上することになりました。